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モーショングラフィックスの作り方|After Effects初心者でも7つの手順で作れる

モーショングラフィックスの作り方|After Effects初心者でも7つの手順で作れる
Kawai358
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丸や四角がポンポン出ては消えていく、おしゃれな動画を見たことはありませんか。

むずかしそうに見えますが、しくみはとても単純です。

1秒で終わる小さな動きを5つ作り、それをたくさん並べるだけで、この記事の完成動画ができました。

この記事では、After Effectsをほとんど触ったことがない方に向けて、モーショングラフィックスの作り方を画面のスクリーンショットつきで順番に説明します。

触る場所には、すべて番号つきの枠をつけました。

案内役の黒猫
案内役の黒猫です。
むずかしい計算やエクスプレッションは出てきません。
クリックと数字の入力だけで作れます。

この記事でわかること

  • After Effectsで、1秒の小さな動き(パーツ)を作る方法。
  • 動きを「最初に速く、最後はゆっくり」にする、イージングのかけ方。
  • パーツに色をつけて、少しずつずらして並べる方法。
  • ノイズとカクカク感で、手作りの雰囲気を足す方法。
  • 横長の画面を、カメラで流すように見せる方法。
完成したモーショングラフィックス(約6.7秒・音声なし)。
After Effects 2026で作りました。
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お手本の動画と、この記事の進め方

お手本にしたのは、Anima HarasyoさんのYouTube動画「【Aeチュートリアル】量産型モーショングラフィックス」です。

約50分の動画で、小さなパーツを作って大量に並べる作り方を、実際の操作で見せてくれています。

「量産型」という名前のとおり、一度覚えると、文字を入れ替えるだけで何本でも作れるのが魅力です。

参考にした動画(Anima Harasyo・約50分)。

この記事の画面は、筆者のMacのAfter Effects 2026で同じ流れを作り直して撮ったものです。

中央の文字は、お手本の文字の代わりに、このブログの宣伝の文字にしています。

記事に出てくる数字は、筆者の作例で実際に入れた値です。

お手本の動画と細かい数字が違うところがあるので、そのまま写さず、目安として使ってください。

先に覚えておきたい、4つのことば

After Effectsをはじめて触ると、ことばでつまずきます。

この記事に出てくるものだけ、先にかんたんに説明しておきます。

ことば ひとことで言うと
コンポジション 動画を作る「台紙」です。
大きさと長さを決めて作ります。
台紙の中に、別の台紙を入れることもできます。
シェイプレイヤー 丸や四角などの図形です。
線の太さや大きさを、あとから自由に変えられます。
キーフレーム 「この時間に、この値」という目印です。
目印を2つ打つと、その間をAfter Effectsが自動で動かしてくれます。
イージング 動きの速さの変化です。
同じ1秒でも、最初に速いか最後に速いかで、見え方が大きく変わります。
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作る順番は、7つの手順です

モーショングラフィックスの作り方は、大きく分けると次の7つの手順です。

手順 やること この記事の作例の値
1 横長の台紙(コンポジション)と色を決める 3000×1080・29.97fps。
色は背景をふくめて6色。
2 円が広がって消えるパーツを作る 1080×1080の台紙。
1秒(30フレーム)で消える。
3 動きにイージングをかける 最初に速く、最後はゆっくり。
4 同じ要領で、パーツを5種類にふやす 円・四角・半月・弧・玉。
5 パーツに色をつけて、ずらして並べる 6個を1組にして、5フレームずつずらす。
6 ノイズとカクカク感を足す ノイズ20%・10コマ/秒。
7 カメラのように横に流す 1920×1080の台紙で、左から右へ。
案内役の黒猫
手順2と3がいちばん大事です。
ここで1つ作れたら、あとは同じことのくり返しになります。

手順1:横長の台紙と、使う色を決める

まず、完成動画の台紙になるコンポジションを作ります。

メニューの「コンポジション」>「新規コンポジション」を選びます。

幅は3000px、高さは1080pxにします。

ふつうの動画(1920px)より横長にしておくのは、最後に手順7で、カメラのように横へ流すためです。

フレームレートは29.97、デュレーション(長さ)は7秒にしました。

色は、先に決めておくと迷いません。

この記事の作例では、次の6色を使いました。

作例で使った6色

  • 背景のクリーム色(カラーコード F5E4D1)
  • 紺(カラーコード 404B6F)
  • 薄紫(カラーコード 868BBF)
  • 朱色(カラーコード E46238)
  • オレンジ(文字の色)(カラーコード FA9018)
  • 青(カラーコード 4F6BB5)

色は、お手本の動画の画面から近い色を拾ったものです。

ネットで「配色 見本」と探すと組み合わせの例がたくさん出てくるので、好きなものを使って大丈夫です。

最後に、真ん中に文字を入れておきます。

作例では「kawai1123.com」と「セカンドキャリアで、稼ぐ力を。」の2行にしました。

手順2:円が広がって消える、1秒のパーツを作る

ここからが、モーショングラフィックスの作り方のいちばんの中心です。

パーツは、メインとは別の正方形のコンポジションで作ります。

メニューの「コンポジション」>「新規コンポジション」で、幅1080px・高さ1080px・長さ3秒の台紙を作り、名前を「パーツ1_円」にします。

  1. ツールバーの「楕円形ツール」をダブルクリックします。
    台紙いっぱいの円のシェイプレイヤーができます。
  2. 上のツールバーで、塗りを「なし」、線を「白」にします。
  3. タイムラインでレイヤーの左の「>」を開き、コンテンツ>楕円形>楕円形パス の「サイズ」と、線の「線幅」の時計マークを押します。
    これでキーフレームが打てます。
  4. 0秒0フレームで、サイズを0、線幅を100にします。
  5. 1秒0フレームに移動して、サイズを500、線幅を0にします。

これで、何もないところから円が広がり、線がだんだん細くなって消える動きができました。

レイヤーを選んでUキーを押すと、キーフレームを打った項目だけが表示されます。

下の図がその状態です。

モーショングラフィックスの作り方。円のパーツのサイズと線幅のキーフレーム
①が円のパーツです。
②のサイズと線幅に、③のとおり0秒と1秒の2か所でキーフレームを打っています。

大事なのは、「何もない状態から始まって、何もない状態で終わる」ことです。

最初から出っぱなしのパーツがあると、あとでたくさん並べたときに画面に残り続けて、じゃまになります。

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手順3:イージングで「最初に速く、最後はゆっくり」にする

このままでは、円は同じ速さで広がるだけなので、少し機械的に見えます。

そこで、動きの速さに変化をつけます。

  1. キーフレームを4つとも選びます。
    タイムラインの上で、ドラッグして囲むと選べます。
  2. F9キーを押します。
    これで「イージーイーズ」という、ゆっくり動き出してゆっくり止まる設定がかかります。
  3. Shift+F3キーで「グラフエディター」を開きます。
  4. グラフの最初のハンドル(点から出ている線)を短くし、最後のハンドルを長く引きます。
モーショングラフィックスの作り方。グラフエディターで最初に速く最後にゆっくりにしたイージング
①グラフの始まりが急な坂になっていて、最初に一気に広がります。
②最後は平らに近づき、ゆっくり止まります。

グラフが「急な坂から、なだらかな平ら」になっていれば成功です。

再生すると、円がポンと飛び出して、ふわっと消えるように見えます。

もう一度Shift+F3を押すと、いつもの画面に戻ります。

案内役の黒猫
お手本では「音がなくても、音が聞こえるように感じる動き」が大事だと話していました。
ポンと出る動きは、まさにそれです。

手順4:同じ要領で、パーツを5種類にふやす

1つできたら、プロジェクトパネルでそのコンポジションを選び、Cmd+D(WindowsはCtrl+D)で複製します。

複製したコンポジションを開いて、中のシェイプレイヤーを消し、新しい動きを作ります。

作例では、次の5種類を作りました。

パーツ 使う機能 作例の値(30フレームで1秒)
1 円 楕円形・線 サイズ 0→500。
線幅 100→0。
2 四角 長方形・線・回転 サイズ 0→500。
線幅 50→0。
回転 0°→45°。
3 半月 パスのトリミング・テーパー 終了点 0→80%(0〜20フレーム)。
開始点 0→80%(10〜30フレーム)。
4 弧 パスのトリミング・線端(丸型) 線幅 0→50→0。
開始点と終了点を少しずらして0→100%。
5 玉 塗り・X位置・サイズ 右へ飛んで左へ戻る。
速いときだけ横に伸ばす。

半月:開始点と終了点をずらして、追いかけっこさせる

半月は、円の線を「パスのトリミング」で一部だけ見せて作ります。

レイヤーのコンテンツの右にある「追加」から「パスのトリミング」を選びます。

線の「テーパー」で始まりと終わりを60%にすると、両端が細くとがった半月の形になります。

モーショングラフィックスの作り方。半月のパーツのパスのトリミングの開始点・終了点と回転
①が半月のパーツです。
②の開始点・終了点・回転に、③のように少しずつずらしてキーフレームを打っています。

終了点が先に伸びて、あとから開始点が追いかけてくるので、線がシュッと走って消えます。

このとき、終了点は「最初に速く」、開始点は「最後に速く」とイージングを逆にすると、きれいに追いかけます。

玉:速いときだけ横に伸ばして、弾む感じを出す

玉は、塗りのある小さな円です。

レイヤーの「位置」を右クリックして「次元に分割」を選ぶと、X位置(横)だけを動かせます。

X位置は、右へ飛び出してから左へ戻るように、0・15・30フレームの3か所にキーフレームを打ちます。

モーショングラフィックスの作り方。玉のパーツのサイズとX位置のキーフレーム
①は横に伸びた瞬間の玉です。
②のサイズとX位置に、③のように行って戻るキーフレームを打っています。

サイズの鎖マーク(縦横比の固定)を外すと、横と縦を別々に変えられます。

速く動いている瞬間だけ横に伸ばし、止まりかけたら丸に戻すと、ゴムボールのように見えます。

案内役の黒猫
パーツは、全部ちがう形でなくて大丈夫です。
テイストがそろっているほうが、並べたときにきれいです。
1つだけ動きが変わっていると、そこだけ目立ってしまいます。

手順5:パーツに色をつけて、ずらして並べる

いよいよ、手順1の横長の台紙に並べます。

プロジェクトパネルから「パーツ1_円」を、タイムラインへドラッグします。

パーツは白で作ったので、ここで色をつけます。

  1. 並べたパーツを選び、メニューの「エフェクト」>「描画」>「塗り」を選びます。
  2. 左上のエフェクトコントロールに「塗り」が出るので、「カラー」の色を押して、手順1の色から選びます。
  3. 画面の中で、パーツを好きな場所へ動かし、大きさ(スケール)を小さくします。
  4. Cmd+Dで複製し、5フレーム後ろにずらして、別の場所・別の色にします。
モーショングラフィックスの作り方。エフェクトの塗りでパーツに色をつける画面
①が選んだパーツのレイヤーです。
②の「塗り」の「カラー」で色を選んでいます。

作例では、同じパーツを6個で1組にして、5フレームずつずらしました。

それを12組、合わせて72個並べています。

四角や半月は、回転を少しずつ変えておくと、同じ動きでも違って見えます。

文字のまわりに散らすように置くと、文字が読みやすいまま、にぎやかになります。

手順6:ノイズとカクカク感で、手作りの雰囲気を足す

並べただけでも動画になりますが、少しつるっとした印象です。

そこで「調整レイヤー」を1枚足して、全体に質感をつけます。

調整レイヤーは、その下にあるすべてのレイヤーに、まとめてエフェクトをかけられる透明な板です。

  1. メニューの「レイヤー」>「新規」>「調整レイヤー」を選び、いちばん上に置きます。
  2. 「エフェクト」>「ノイズ&グレイン」>「ノイズ」をかけ、ノイズ量を20%にします。
  3. 「エフェクト」>「時間」>「ポスタリゼーション時間」をかけ、フレームレートを10にします。
モーショングラフィックスの作り方。調整レイヤーのノイズとポスタリゼーション時間と、5フレームずつずれたパーツ
①が調整レイヤーにかけた2つの効果です。
②のタイムラインでは、パーツが5フレームずつずれて階段のように並んでいます。

ノイズで、紙に印刷したようなざらっとした質感になります。

ポスタリゼーション時間で、動きが1秒に10コマになり、少しカクカクした手作りの雰囲気になります。

タイムラインの階段は、パーツが順番に出てくる時間の並びです。

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手順7:カメラのように、横長の画面を流す

最後に、ふつうの動画の大きさ(1920×1080)の台紙を新しく作り、手順1の横長のコンポジションを中に入れます。

台紙が窓になって、横長の画面の一部だけが見えるしくみです。

  1. 新規コンポジションで、1920×1080の台紙を作ります。
  2. プロジェクトパネルから、横長のコンポジションをドラッグして入れます。
  3. 位置を右クリックして「次元に分割」を選び、X位置だけを使います。
  4. 0秒で左端が見える位置、終わりの近くで右端が見える位置に、キーフレームを打ちます。
モーショングラフィックスの作り方。1920×1080の台紙で横長の画面のX位置を動かすカメラワーク
①の窓(1920×1080)から、横長の画面の一部が見えています。
②のX位置だけを動かして、左から右へ流しています。

X位置のイージングは、「最初は速く、途中はゆっくり、最後も速く」にしました。

途中でゆっくりになるので、文字を読む時間ができます。

モーショングラフィックスの作り方。カメラのX位置のグラフ。最初と最後が速く途中がゆっくり
①最初は線が急で速く、②途中はなだらかでゆっくり、③最後はまた急になって速く動きます。

筆者がやってしまった失敗:カメラが途中で逆戻りした

じつは、最初に作ったときは、この線が途中で一度上がっていました。

「最初と最後を速く」しようとして、速さの値を大きく入れすぎたためです。

再生すると、カメラが右へ進んでいたのに、途中で少しだけ左へ戻ってしまいます。

目で見ても気づきにくいくらいの小さな戻りでしたが、グラフエディターを開いたら、ひと目でわかりました。

動きが「なんとなく変」と感じたら、グラフエディターで線が逆向きになっていないかを見てください。

案内役の黒猫
グラフエディターは、動きのレントゲンのようなものです。
こわがらずに開いてみると、原因がすぐ見つかります。

できあがりを、コマ送りで見てみましょう

モーショングラフィックスの作り方で作った完成動画のコマ送り
完成動画を1秒ごとに切り出したコマです。
パーツが順番に出ては消え、画面が左から右へ流れていきます。

この作例は、同じ作り方で縦長(1080×1920)と正方形(1080×1080)にも作り直して、SNSにも投稿しました。

並べる台紙の形を変えるだけなので、この量産型のモーショングラフィックスの作り方は、SNS用の動画にも向いています。

うまくいかないときは、ここを見てください

確認したい5つのこと

  • パーツが最初から見えている:0秒のサイズが0になっているか。
  • パーツが消えずに残る:最後のキーフレームで、線幅かサイズが0になっているか。
  • 色が変わらない:「塗り」のエフェクトが、並べたパーツのレイヤーにかかっているか。
  • 全体にノイズがかからない:調整レイヤーが、いちばん上にあるか。
  • カメラの動きがぎこちない:グラフエディターで、線が途中で逆向きになっていないか。

よくある質問

Q. After Effectsをはじめて使いますが、作れますか?

作れます。

使うのは、図形を描く・数字を入れる・キーフレームを打つの3つだけです。

最初は手順2の円のパーツを1つ作るところまでで十分です。

Q. パーツは何個くらい作ればいいですか?

作例は5種類でした。

お手本の動画でも、5種類ほど作ったら並べる作業に入っています。

種類をふやすより、並べ方とずらし方で変化をつけるほうがかんたんです。

Q. 文字を変えて、ほかの動画にも使えますか?

使えます。

真ん中の文字を打ちかえて、色をかえるだけで、別の動画になります。

これが「量産型」と呼ばれる理由です。

Q. パソコンが重くなりませんか?

パーツは図形だけなので、比較的軽いほうです。

それでも重いときは、画面下の解像度を「1/2画質」や「1/4画質」にすると、プレビューが軽くなります。

あわせて読みたい:文字PVの作り方|After Effectsで文字が飛びこむ動画を9つの手順で作る

あわせて読みたい:Premiereで人物の後ろに文字を入れる方法|描画モード「比較(暗)」だけで3ステップ

まとめ

モーショングラフィックスの作り方 7つの手順

  • 横長の台紙(3000×1080)と、使う色を決める。
  • 円が広がって消える、1秒のパーツを作る。
  • イージングで「最初に速く、最後はゆっくり」にする。
  • 同じ要領で、パーツを5種類にふやす。
  • 「塗り」で色をつけ、5フレームずつずらして並べる。
  • 調整レイヤーで、ノイズとカクカク感を足す。
  • 1920×1080の台紙に入れて、カメラのように横へ流す。
案内役の黒猫
まずは今日か明日、円が広がって消える1秒のパーツを1つだけ作ってみてください。
それができたら、もう半分はできています。

After Effectsの動きは、ほかの記事でも作っています。

After Effectsをこれから使うなら

この記事の作例は、After Effectsの単体プランか、Creative Cloudのプランで作れます。

まずは無料体験で、円のパーツを1つ作ってみるのがおすすめです。

使い続けるかどうかは、作ってみてから決めて大丈夫です。

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※上記はアフィリエイトリンクです。

参考:Anima Harasyo「【Aeチュートリアル】量産型モーショングラフィックス」(YouTube)。

作り方は動画を参考にし、画面・パーツ・文字・数値は筆者が作り直したものです。

案内役の黒猫

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仕事、家計、親のこと。自分は後回しになっていませんか。再就職、パートや在宅の小さな収入、心が軽くなる本の言葉、Adobeで暮らしを楽しむコツを、黒猫と一緒にやさしく届けています。53歳で早期退職→再就職、いまは会社員とブログの二足のわらじ。
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