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一文字ずつ動くテキストアニメーション|After Effectsで文字をゆったり流しこむ6つの設定

一文字ずつ動くテキストアニメーション|After Effectsで文字をゆったり流しこむ6つの設定
Kawai358
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大切な人への動画や、SNSに載せる一枚の画面に、ひとことだけ言葉を添えたいときがあります。

でも文字がパッと出て終わるだけだと、気持ちまでは伝わりにくいものです。

この記事では、After Effectsで文字を一文字ずつ、ゆったり流しこむアニメーションを作ります。

YouTubeのお手本の手順と数値をそのまま再現し、操作の場所はスクリーンショットを拡大して印をつけました。

案内役の黒猫
案内役の黒猫です。
今回のテーマは「ゆったり」。
急がない文字の動きを、6つの設定で作ります。

この記事でわかること

  • 一文字ずつ動くテキストアニメーションの作り方(範囲セレクターとオフセット)。
  • 文字をふわっと出して、ずっと少しだけ揺らす方法(不透明度とウィグリー)。
  • 波打ちながら入って、最後に静かに収まる動き(タービュレントディスプレイス)。
完成したアニメーション(5秒・音声なし)。
After Effects 2026で、お手本と同じ数値で作りました。

同じ動画はYouTubeでも公開しています。

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お手本の動画と、この記事の進め方

お手本にしたのは、mooographさんのYouTube動画「04 ゆったり【おもいをつたえるテキストアニメーション】」です。

「おもいをつたえるテキストアニメーション」というシリーズの4本目で、約8分の動画です。

参考にした動画(mooograph「04 ゆったり【おもいをつたえるテキストアニメーション】」約8分)。

この記事のスクリーンショットは、筆者のMacのAfter Effects 2026で同じ設定を作り直して撮ったものです。

数値は、動画の画面に映っている値をひとつずつ読み取って、そのまま入れています。

自動字幕では「1秒20フレーム」に聞こえる箇所がありますが、画面のキーフレームは「1秒12フレーム」でした。

この記事は画面の値に合わせています。

6つの設定を、先に表で見ておきましょう

設定 どこで 入れる値
準備 コンポジション・文字 24fps/5秒。
しっぽり明朝 Medium・85.2px・行送り75.1px・字間100。
1行目と2行目はレイヤーを分ける。
設定1 アニメーター1>位置・範囲セレクター 位置 500,0。
シェイプ「上へ傾斜」。
オフセット -100%(0秒)→100%(1秒12フレーム)。
設定2 範囲セレクター>高度 イーズ(低く)80%。
設定3 アニメーター1>不透明度 0%。
設定4 アニメーター2>位置・ウィグリーセレクター 位置 0,10。
ウィグル/秒 0.5。
設定5 エフェクト>タービュレントディスプレイス 量 30(0秒)→0(1秒12フレーム)。
サイズ100のまま。
最後のキーをイージーイーズ。
設定6 2行目にコピー 位置 -500,0。
シェイプ「下へ傾斜」。
オフセット 100%→-100%。
1秒12フレームから始める。

表は保存しておくと、作業中に見返せて便利です。

準備:24fpsにして、2行の文字を別々のレイヤーに

最初に、コンポジションのフレームレートを24fpsにします。

お手本の説明では、スピード感を出したくないときはフレームレートを落とすとよい、とのことでした。

1秒あたりのコマ数が少ないぶん、動きが落ち着いて見えます。

長さは5秒、大きさは1920×1080です。

文字は「なんでもない時間が、」と「時には必要だ。」の2行です。

1行目は右から、2行目は左から入るので、テキストレイヤーを2つに分けます。

フォントはフリーフォントの「しっぽり明朝」のMediumです。

筆者の環境では、Adobe Fontsから同じ名前のフォントを有効にして使いました。

サイズ85.2px、行送り75.1px、字間100は、動画の文字パネルに映っていた値です。

一文字ずつ動くテキストアニメーションの準備。文字パネルのしっぽり明朝85.2pxと、24fpsのタイムライン
上:After Effectsの全体の画面。
下:文字パネルとタイムラインを拡大したもの。
フォント・サイズ・行送り・字間と、24.00 fps、2つのテキストレイヤーに印をつけています。
案内役の黒猫
レイヤーを分けておくのがポイントです。
1行目と2行目で、入ってくる向きを変えられます。

設定1:範囲セレクターで、右から一文字ずつ流しこむ

ここからは1行目のレイヤーだけを触ります。

タイムラインでレイヤーを開き、「テキスト」の行にある「アニメーター」の三角を押して、「位置」を選びます。

アニメーターのメニューから位置を選ぶ画面
「アニメーター」のメニュー。
「位置」を選ぶと「アニメーター1」ができます。
  1. アニメーター1の「位置」を 500,0 にします。
    文字が右へ500ピクセルずれます。
  2. 「範囲セレクター1」>「高度」を開き、「シェイプ」を「上へ傾斜」にします。
  3. 範囲セレクター1の「オフセット」で、0秒に -100% のキーフレームを打ちます。
  4. 1秒12フレームに移動して、オフセットを 100% にします。

オフセットは、「どの文字に効果をかけるか」の範囲を動かす値です。

-100%から100%へ動かすと、効果がかかっている範囲が文字の上を通り抜けます。

範囲から外れた文字から順に、500ずれた位置から元の位置へ戻ってきます。

これが、一文字ずつ動くテキストアニメーションのしくみです。

一文字ずつ動くテキストアニメーションの範囲セレクター。オフセットのキーフレーム、シェイプ上へ傾斜、位置500
オフセットのキーフレーム(0秒と1秒12フレーム)、シェイプ「上へ傾斜」、位置 500,0 に印。
いちばん下は0秒12フレームの画面で、左の文字から元の位置に戻ってきています。

シェイプを「上へ傾斜」にすると、範囲の端がなだらかになります。

文字が一気に飛んでこないで、順番にすべりこむように見えます。

設定2:イーズ(低く)を80%に

同じ「高度」の中に、「イーズ(高く)」と「イーズ(低く)」があります。

お手本では「イーズ(低く)」を80%にしていました。

文字が元の位置に近づくところで、ゆっくり速度が落ちるようになります。

イーズ(高く)0%とイーズ(低く)80%の設定画面
イーズ(高く)は0%のまま、イーズ(低く)を80%に。
案内役の黒猫
キーフレームのイージーイーズとは別の場所です。
「高度」の中にあるので、開き忘れに気をつけてください。

設定3:不透明度0%で、ふわっと出す

次に、アニメーター1の「追加」から「プロパティ」>「不透明度」を足して、0%にします。

位置と同じアニメーターに入れるのがポイントです。

オフセットの範囲の中で、文字が0%から100%へだんだん見えてくるようになります。

アニメーター1に不透明度0%を足した画面と、文字がフェードインする途中のコマ
不透明度0%を追加した状態。
下の画面では、右の文字ほど薄く、左の文字は濃く見えています。

設定4:ウィグリーで、ずっと少しだけ揺らす

アニメーター1を閉じて、「アニメーター」から「位置」をもう一度選びます。

「アニメーター2」ができるので、その「追加」から「セレクター」>「ウィグリー」を選びます。

アニメーター2の追加メニューからセレクターのウィグリーを選ぶ画面
「追加」>「セレクター」>「ウィグリー」。

アニメーター2の「位置」を 0,10 にします。

お手本では「少しの値でいい」と話していました。

このままだと揺れが速いので、ウィグリーセレクターの「ウィグル/秒」を0.5にします。

大きくは動かさず、文字がいつも少しだけ浮いている程度の演出です。

ウィグリーセレクターのウィグル毎秒0.5と位置0,10の設定画面
ウィグリーセレクター1の「モード」は交差(最初からこの値)、「ウィグル/秒」0.5、アニメーター2の「位置」0,10。

設定5:タービュレントディスプレイスで、波打ちながら入る

「ゆったり」を出すために、お手本ではエフェクトの「タービュレントディスプレイス」を使っています。

メニューの「エフェクト」>「ディストーション」>「タービュレントディスプレイス」です。

エフェクトメニューのディストーションからタービュレントディスプレイスを選ぶ画面
「エフェクト」>「ディストーション」>「タービュレントディスプレイス」。
  1. 0秒で「量」を30にして、キーフレームを打ちます。
    「サイズ」は100のままです。
  2. 1秒12フレームで「量」を0にします。
  3. 最後のキーフレームを選んで、右クリック>「キーフレーム補助」>「イージーイーズ」をかけます。

入ってくるときは文字がゆらゆら波打ち、最後は静かに収まります。

最後までゆがんだままだと読みにくいので、量を0に戻すのが大事です。

タービュレントディスプレイスの量とサイズの設定画面
エフェクトコントロールの「量」と「サイズ」に印。
この画面は0秒12フレームなので、量は途中の17.1です。
案内役の黒猫
量30はかなり控えめです。
ゆがみは「気づくかどうか」くらいが、ゆったりした雰囲気に合います。

設定6:2行目は、コピーして3か所だけ変える

1行目のアニメーター1とアニメーター2を選んでコピーし、2行目のレイヤーに貼り付けます。

アニメーターを貼ると、中のセレクターもいっしょに付いてきます。

タービュレントディスプレイスも同じようにコピーして貼り付けます。

このままだと2行目も右から入ってくるので、次の3か所を変えます。

  1. アニメーター1の「位置」を -500,0 にします。
  2. オフセットを逆にして、100% から -100% へ動かします。
  3. シェイプを「下へ傾斜」にします。

最後に、2行目のレイヤーを1秒12フレームから始まるように後ろへずらします。

1行目が入り終わるころに、2行目が左から入ってきます。

2行目の設定。位置マイナス500、シェイプ下へ傾斜、オフセットのキーフレームと1秒12フレームから始まるレイヤー
上:全体の画面。
中:2行目のオフセット、シェイプ「下へ傾斜」、位置 -500,0。
下:2行目のレイヤーが1秒12フレームから始まり、キーフレームが1秒12フレームと3秒にあるところ。

できあがりを、コマ送りで見てみましょう

一文字ずつ動くテキストアニメーションのコマ送り。右から1行目、左から2行目が入る
左上から順に、4・12・24・44・56・100フレーム目。
1行目は右から、2行目は左から入って、最後に静かに収まります。

お手本の動画と同じ時間のコマを並べて比べると、文字の入り方と順番は同じになりました。

ひとつだけ、行の横幅は、お手本より6%ほど狭く出ました。

文字の高さは同じなので、フォントの版による字幅の差だと考えています。

数値は動画どおりに残し、合わせるために変えることはしていません。

うまくいかないときは、ここを見てください

確認したい5つのこと

  • 文字が動かない:オフセットのキーフレームが2つあるか。
    0秒が-100%、1秒12フレームが100%か。
  • 一度に全部動く:シェイプが「四角形」のままになっていないか。
  • 文字が出てこない:不透明度をアニメーター2に入れていないか。
    アニメーター1に入れます。
  • 揺れが大きすぎる:アニメーター2の位置の値が大きすぎないか。
    お手本は0,10です。
  • 最後までゆがむ:タービュレントディスプレイスの量が、最後に0になっているか。

よくある質問

Q. しっぽり明朝がないときは、どうすればいいですか?

筆者はAdobe Fontsの「Shippori Mincho」からMediumを有効にして使いました。

フリーフォントとして配布もされています。

Q. フレームレートは30fpsでも作れますか?

作れます。

ただ、お手本は動きを落ち着かせるために24fpsにしていました。

この記事も24fpsで作っています。

Q. 1秒12フレームは、何フレーム目ですか?

24fpsなので、24+12で36フレーム目です。

秒数で言うと1.5秒です。

Q. 動きの速さを変えたいときは?

オフセットの2つ目のキーフレームを後ろへずらすと、ゆっくりになります。

タービュレントディスプレイスの2つ目のキーも、同じ時間にそろえると自然です。

まとめ

一文字ずつ、ゆったり流しこむ6つの設定

  • 範囲セレクターのオフセットを-100%→100%にして、位置500から戻す。
  • シェイプは「上へ傾斜」、イーズ(低く)80%で、終わりをゆっくりに。
  • 不透明度0%を同じアニメーターに入れて、ふわっと出す。
  • ウィグリー(位置0,10・0.5回/秒)で、ずっと少しだけ揺らす。
  • タービュレントディスプレイスの量30→0で、波打ちながら入って最後に収まる。
  • 2行目はコピーして、位置-500・オフセット逆・下へ傾斜にする。
案内役の黒猫
一文字ずつ動くテキストアニメーションは、急がないことがいちばんのコツでした。
好きな言葉で、ぜひ試してみてください。

After Effectsの文字の動きは、ほかの記事でも作っています。

After Effectsをこれから使うなら

この記事の作例は、After Effectsの単体プランか、Creative Cloudのプランで作れます。

まずは無料体験で、一文字ずつ動くテキストアニメーションを一度作ってみるのがおすすめです。

使い続けるかどうかは、作ってみてから決めて大丈夫です。

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※上記はアフィリエイトリンクです。

参考:mooograph「04 ゆったり【おもいをつたえるテキストアニメーション】」(YouTube)。

手順と数値は動画を参考にし、画面とアニメーションは筆者が作り直したものです。

案内役の黒猫

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仕事、家計、親のこと。自分は後回しになっていませんか。再就職、パートや在宅の小さな収入、心が軽くなる本の言葉、Adobeで暮らしを楽しむコツを、黒猫と一緒にやさしく届けています。53歳で早期退職→再就職、いまは会社員とブログの二足のわらじ。
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