Adobe Stockのモデルリリースとプロパティリリース|要る場面と、手書きで落ちやすい4つ【2026年】

人が写った写真をAdobe Stockに出そうとして、「リリース」という言葉で手が止まったことはありませんか。
リリースは、写っている人や持ち物の持ち主から得る、使用の許可の書類です。
これが無いと、作品は保留になったり、却下されたりします。
この記事では、Adobe Stockのモデルリリースとプロパティリリースを、公式の講座動画「モデル・プロパティリリースを作成する方法」と公式ヘルプ、2026年10月23日の筆者の画面で確かめてまとめます。
この記事で分かること
- モデルリリースとプロパティリリースの違い
- 顔が写っていなくても要る場面
- 手書きのリリースで落ちやすい4つ
- 電子署名と紙のスキャン、2つの出し方
今日は、人や物が写った作品の「許可の書類」です。
猫も、有名になると要るそうです。
結論:人ならモデル、持ち物ならプロパティ
先に結論を書きます。
人が写っていればモデルリリース、人以外の持ち物が写っていればプロパティリリースです。
この記事の結論
- 本人と分かる人が写っていれば、顔が見えなくてもAdobe Stockのモデルリリースが要る
- 家、美術品、見て分かる製品などはプロパティリリースが要る
- 迷ったら、リリースを取るか、写らないように撮り直すか、その部分を外す
Adobe Stockのモデルリリースが要る場面
公式の講座動画では、「特定できる」は顔だけのことではない、と強調されていました。
後ろ姿でも、写っている人がその人だと分かるなら、署名したモデルリリースが要ります。
要る場面
公式ヘルプでは、次のような作品にモデルリリースを使うよう書かれています。
モデルリリースが要る作品(公式ヘルプ)
- 人物の肖像
- 顔が見えない、体の一部のクローズアップ
- 自分を撮った作品(モデルと撮影者の両方として署名)
- 背景にいる人や、画面を通り過ぎる人
- 実在の人をもとにしたイラストやベクター
要らない場面
一方で、次のような作品には要りません。
モデルリリースが要らない作品(公式ヘルプ)
- 抽象的なイラストや、完全に架空のイラスト
- 一人ひとりを見分けられない群衆
- 見分けられる特徴のない後ろ姿
- 見分けられる特徴のない動物、物、風景
タトゥーは、それだけで人を見分けられるので、顔が写っていなくてもモデルリリースが要ると公式ヘルプに書かれています。
プロパティリリースが要る場面
人以外でも、持ち主や作った人の権利があるものには、プロパティリリースが要ります。
| 写っているもの | 要るか |
|---|---|
| 個人の住宅がはっきり写っている | 要る |
| ギャラリーの美術品、街の壁画 | 要る |
| 見て分かる製品やデザイン | 要る |
| 私有のものがない景色や海辺 | 要らない |
| 特徴やブランドのない一般的な建物 | 要らない |
| 国の記念物などの建物 | 場合による |
公式ヘルプによると、ロゴや商標は消す必要があります。
ロゴを消しても形や色で分かる製品は、受け付けられない場合があるそうです。
動物には、ふつうは要りません。
ただし、有名な動物と、動物園の動物には要ると書かれています。
筆者の却下のうち177点は、知的財産権が理由だった
筆者は2021年から2022年に出した写真で、974点が却下されています。
そのうち177点の理由は、知的財産権の侵害として表示されるものでした。
大阪の道頓堀の看板のように、権利のあるものが写った写真です。
看板のロゴや商標のように、リリースでは解決できず、写さないしかないものもあります。
筆者の画面では、今も13点が「保留中」に残っています。
公式の講座動画によると、保留中になるのは、リリースが足りないか、無効なときです。
撮る前に一度だけ考えると、落ちる数が減ります。
リリースの出し方は2つ
「アップロードされたファイル」の「リリース情報」で「リリースを作成」を押すと、出し方を選ぶ画面になります。
電子署名で出す
画面の「Adobe Signを使用」を選ぶと、モデルにメールで署名を頼めます。
公式の講座動画では、モデルの名前とメールアドレスを入れ、モデルの参照画像を添付して送る流れが紹介されていました。
モデルが記入して署名すると、撮影者のところへ戻ってきます。
撮影者も確認して署名すると、作品に付けられるようになります。
公式ヘルプでは、同じ仕組みが「Acrobat Sign」という名前で書かれています。
紙のリリースをスキャンして出す
ポータルから手書き用の用紙を取り、署名してもらったものをスキャンして出す方法もあります。
画面には、一度に最大100件まで出せると書かれています。
公式の講座動画では、手書きのリリースはJPEG形式だけで、リリース名は5文字以上にする必要があると説明されていました。
手書きのリリースで落ちやすい4つ
公式ヘルプでは、1人ごとに1枚出すこと、署名にはっきりした日付があること、証人は被写体と撮影者以外の人にすることが決まっています。
18歳未満のモデルなら、親か法定後見人の署名が要ります。
公式の講座動画では、証人と親の署名の日付がずれると不採用になると説明されていました。
撮影の場所には、国名を入れることもすすめられていました。
生成AIで作った作品にも決まりがあります。
公式ヘルプでは、架空の人物が写る生成AIの作品は「人物とプロパティは架空です」と示すことになっています。
人が写らない作品から始めるなら、生成AIで背景や風景を作る手もあります。
この記事の見本の画像は、Creative Cloudのプランに含まれる生成クレジットを使い、Adobe Fireflyで作りました。
ただ、生成AIの作品にも、人や持ち物の決まりはあります。
先に、出したい1枚を決めてから選んでください。
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よくある質問
Q. 後ろ姿ならモデルリリースは要りませんか。
見分けられる特徴がなければ要りません。
ただし、服や体つき、タトゥーなどで本人と分かるなら要ります。
Q. 自分の写真にもモデルリリースは要りますか。
要ります。
モデルと撮影者の両方として、自分で署名します。
Q. 家族や子どもを撮った写真は出せますか。
リリースがあれば出せます。
18歳未満なら、親か法定後見人の署名が要ります。
Q. リリースが無いまま出すとどうなりますか。
公式の講座動画によると、リリースが足りないか無効だと、作品は保留になります。
そのまま却下になることもあります。
Q. Adobe Stockのモデルリリースの用紙は、どこで取れますか。
ポータルで作品に人が写っているかの質問に「はい」を選ぶと、手書き用の用紙を取れると講座動画で説明されていました。
まとめ
人が写っていればモデルリリース、持ち物が写っていればプロパティリリース。
Adobe Stockのモデルリリースは、顔が見えなくても本人と分かるなら要ります。
リリースを取るのが難しいときは、写らないように撮るか、その部分を外すのが確実です。
明日やること
- 出したい作品を1枚選ぶ
- 人、家、美術品、ロゴが写っていないかを確かめる
- 写っていれば、リリースを取るか、写らない構図で撮り直すかを決める
- 人も持ち物も写っていない1枚から出してみる
この記事は、Adobe Creative Cloud JapanのYouTubeにある「基本を学ぶ!Adobe Stockで始める作品販売」をもとにした、シリーズの4本目です。
参考にした動画は次の3本です。
この記事の画面と決まりは、2026年10月23日に確認したものです。
決まりは変わることがあるので、出す前に公式ヘルプも確かめてください。
あわせて読みたい
公式の決まりは、モデルリリースの要件とプロパティリリースの要件で確認できます。
法律の判断が必要な場面は、専門家に相談してください。
この記事の写真と図解について(Adobe Stock)
画面は筆者のアカウント、見本の画像はFireflyで作った
この記事の画面写真は、2026年10月23日に筆者のコントリビューターポータルを撮ったものです。
リリースは作成していません。
見本の桜の小川の画像は、筆者がAdobe Fireflyで作り、審査で採用された1枚です。
案内役の黒猫は、Adobe Stockの無料素材です。
図解3点は、公式ヘルプと講座動画から作った
どちらのリリースが要るかの図と、落ちやすい4つの図は、公式ヘルプと講座動画の説明をもとに作りました。
出典が分かれる所は、図の下に書いています。
これから始めるなら、どこから手をつけるか
- 手持ちの写真を売るだけなら。
コントリビューター登録は無料で、契約は要りません。 - 写真を整えてから出すなら。
LightroomとPhotoshopが入ったフォトプランが入口です。 - 生成AIやイラストで作るなら。
FireflyやIllustratorがそろったCreative Cloudが候補です。
ツールを買っただけでは何も変わりません。
筆者は5年間で5.30ドルでした。
作りたいものを先に決めてから選んでください。
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Instagramでは、図解を週3本出しています。
50代からのAdobeのコツと、心を軽くする本の1行を、黒猫が1分で案内します。
保存して、明日そのまま試せる形にしています。
Instagramを見る@yoshihirok0358







