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インフォグラフィックアニメーションの作り方|After Effectsで円グラフ・棒グラフ・数字を動かす7つのしくみ

インフォグラフィックアニメーションの作り方|After Effectsで円グラフ・棒グラフ・数字を動かす7つのしくみ
Kawai358
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自己紹介や会社案内を、数字とグラフで動かして見せたいときがあります。

でも数字を並べただけの画面だと、見る人の目がすべってしまいます。

この記事では、After Effectsで円グラフ・棒グラフ・数字のカウントアップが順番に動くインフォグラフィックアニメーションを作ります。

YouTubeのお手本の作り方をそのまま再現し、設定した場所はスクリーンショットに印をつけました。

案内役の黒猫
案内役の黒猫です。
円グラフも棒グラフも、使うのはAfter Effectsに最初から入っている機能だけです。

この記事でわかること

  • 円グラフを「放射状ワイプ」で1枚ずつ広げる方法。
  • 棒グラフを「パスのトリミング」で左から伸ばす方法。
  • 数字を「スライダー制御」とエクスプレッションで0からカウントアップする方法。
  • 文字を下からポンと弾ませる、テキストアニメーターの重ね方。
完成したアニメーション(10秒・音声なし)。
After Effects 2026で作りました。
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お手本の動画と、この記事の進め方

お手本にしたのは、mooographさんのYouTube動画「インフォグラフィックアニメーション【AfterEffectsチュートリアル】」です。

約27分の動画で、自己紹介の画面を円グラフ・棒グラフ・フォロワー数の3つで動かしています。

参考にした動画(mooograph・約27分)。

この記事の画面は、筆者のMacのAfter Effects 2026で同じしくみを作り直して撮ったものです。

人物・手・吹き出し・アイコンは、すべてシェイプレイヤーで筆者が描きました。

フォントはお手本の「コーポレート・ロゴ丸」の代わりに、Adobe Fontsの「Rounded M+ 1c」を使っています。

お手本のTwitterの鳥のマークは、今の名前に合わせてXのマークにしました。

7つの動きを、先に表で見ておきましょう

動き 使う機能 入れる値(24fps)
円グラフ エフェクト>トランジション>放射状ワイプ 変換終了 100%→各色の値。
ワイプは反時計回り。
3色を3フレームずつずらす。
グラフの文字 アニメーター(位置・不透明度) 位置 0,70・不透明度 0%。
オフセット -100%→100%(20フレーム)。
見出しの弾み アニメーターを3つ重ねる 位置 0,110→-35→+15。
4フレームずつずらして重ねる。
棒グラフ シェイプ>パスのトリミング 終了点 0%→100%。
4本を3フレームずつずらす。
ソフト名 白い長方形で隠す 右へ110ずらした所から左へ戻す。
数字 スライダー制御+エクスプレッション 0→3694(24フレーム)。
Math.floor で小数を切り捨て。
アイコンと顔 スケール・回転+loopOut スケール 0→110→95→100%。
顔の回転 4°→-4°→4°をくり返す。

全体は1920×1080、24fps、10秒のコンポジションです。

円グラフ、棒グラフ、フォロワー数の順に、約2.4秒ずつ主役が入れ替わります。

円グラフ:放射状ワイプで、色を1枚ずつ広げる

円グラフは、同じ大きさの円を4枚重ねて作ります。

いちばん下が白、その上に黄・赤・青の円を重ねます。

上の3枚に「エフェクト」>「トランジション」>「放射状ワイプ」をかけます。

  1. 放射状ワイプの「ワイプ」を「反時計回り」にします。
  2. 「変換終了」を、0秒20フレームで100%にしてキーフレームを打ちます。
    100%は円がまったく見えない状態です。
  3. 20フレーム後に、青は59.4%、赤は35.3%、黄は17.8%にします。
  4. 黄から始めて、赤は3フレーム、青は6フレーム遅らせます。

変換終了の数字は「隠す割合」です。

青は59.4%を隠すので、残りの約41%が見えます。

下の赤と黄は、上の色に隠れていない部分だけが見えるので、そのまま円グラフの比率になります。

最後のキーフレームは速度の影響を60%にして、止まる直前をゆっくりにしました。

インフォグラフィックアニメーションの円グラフ。放射状ワイプの変換終了とワイプの向き
放射状ワイプの「変換終了」のキーフレームと、「ワイプ」が反時計回りになっているところに印。
下の画面では、青い部分が反時計回りに広がっています。
案内役の黒猫
色の境目に白い線が欲しいときは、レイヤースタイルの「境界線」を足すと、円グラフらしくなります。

グラフの文字:下からふわっと浮かせる

円グラフの上の「イラスト」「デザイン」「CM」「サービス紹介映像」は、テキストレイヤーです。

アニメーターで「位置」を足して 0,70 にし、同じアニメーターに「不透明度」0%を足します。

範囲セレクターの「オフセット」を -100%から100%へ、20フレームで動かします。

「高度」の「シェイプ」は「上へ傾斜」にすると、文字が一文字ずつ下から浮かんできます。

円グラフの文字のアニメーター。位置0,70と不透明度0%、オフセットのキーフレーム
アニメーター1の「位置」0,70と「不透明度」0%、範囲セレクターのオフセットのキーフレームに印。
4つのラベルは3フレームずつずらして始めます。

一文字ずつ動かすしくみは、一文字ずつ動くテキストアニメーションの記事でくわしく書いています。

見出し:アニメーターを3つ重ねて、ポンと弾ませる

「お仕事内容」「得意なソフトウェア」「フォロワー数」の見出しは、下から飛び出して少し弾みます。

これはアニメーターを3つ重ねて作ります。

  1. アニメーター1:位置 0,110 と不透明度0%。
    オフセット -100%→100%を14フレームで動かします。
  2. アニメーター2:位置 0,-35。
    4フレーム遅らせて同じように動かし、イーズ(高く)を60%にします。
  3. アニメーター3:位置 0,15。
    さらに4フレーム遅らせ、イーズ(低く)を40%にします。

アニメーター1で下から上がってきた文字が、アニメーター2で少し行きすぎます。

そこをアニメーター3が少しだけ戻すので、ポンと弾んで止まったように見えます。

3つとも範囲セレクターの「高度」で、「基準」を「行」にしています。

見出しを弾ませる3つのアニメーター。位置110、-35、15とイーズの設定
3つのアニメーターの「位置」とイーズ、オフセットのキーフレームが4フレームずつずれているところに印。
案内役の黒猫
行きすぎて戻る動きは、キーフレームを手で打つより、アニメーターを重ねるほうが文字ごとにきれいにずれてくれます。

棒グラフ:パスのトリミングで、左から伸ばす

棒グラフの棒は、シェイプレイヤーの「線」で横に引いたパスです。

線幅は52で、左の端をそろえ、右の端で長さを変えます。

「追加」から「パスのトリミング」を足し、「終了点」を0%から100%へ動かします。

Ae・Pr・Ai・Psの4本を、3フレームずつずらして始めます。

左の縦線も同じパスのトリミングで、上から下へ伸ばしています。

棒グラフのパスのトリミング。終了点0%から100%のキーフレーム
「パスのトリミング」の「終了点」のキーフレームに印。
下の画面では、青い棒が左から伸びている途中です。

ソフト名:白い長方形の後ろから出す

「Ae」「Pr」などの文字は、縦線の右側に隠れた所から左へすべり出てきます。

縦線の右側に、背景と同じ白の長方形を置き、文字より上のレイヤーにします。

文字は位置を右へ110ずらした所から、元の位置へ戻します。

長方形に隠れていた文字が、縦線の所から顔を出すように見えます。

ソフト名を白い長方形で隠すレイヤーの重ね順と位置のキーフレーム
タイムラインの重ね順(「隠し」が文字より上)と、文字の位置のキーフレームに印。

マスクを使わなくても、背景が単色ならこの方法がいちばん手早く作れます。

数字:スライダー制御で、0からカウントアップ

フォロワー数の「3694」は、数字を打ちこんでいるのではなく、計算で表示しています。

テキストレイヤーに「エフェクト」>「エクスプレッション制御」>「スライダー制御」をかけます。

  1. スライダーを、始まりのフレームで0、24フレーム後に3694にします。
  2. テキストの「ソーステキスト」をAltキー(Macはoptionキー)を押しながらクリックします。
  3. エクスプレッションに Math.floor(effect(1)(1)) と入れます。

スライダーの値は小数で動くので、Math.floorで小数を切り捨てています。

最後のキーフレームを速度の影響60%にすると、数字の増え方が最後にゆっくりになります。

レイヤーの始まりも同じフレームにそろえておくと、前もって「0」が見えてしまうことがありません。

数字のカウントアップ。スライダー制御のキーフレームとソーステキストのエクスプレッション
スライダー制御のキーフレームと、ソーステキストのエクスプレッションに印。
この画面は途中のコマで、数字は増えている途中です。

アイコンと顔:スケールとloopOutで動きを足す

YouTube・X・Instagramのアイコンは、スケールを6フレームごとに 0%→110%→95%→100% と動かしています。

一度大きくなりすぎて少し戻るので、ポンと出てきたように見えます。

アイコンのスケールのキーフレーム。0、110、95、100%
スケールの4つのキーフレームに印。
3つのアイコンは20フレームずつずらしています。

真ん中の人物の顔は、回転を0フレームで4°、18フレームで-4°、36フレームで4°にしています。

回転のエクスプレッションに loopOut(“cycle”) と入れると、この揺れが最後までくり返されます。

アンカーポイントを首の位置に置くのがポイントです。

顔の回転のキーフレームとloopOutのエクスプレッション
回転の3つのキーフレームと、loopOut(“cycle”)のエクスプレッションに印。
案内役の黒猫
顔がゆらゆらしているだけで、画面全体がやわらかい印象になります。
小さな動きですが、効き目は大きいです。

できあがりを、コマ送りで見てみましょう

インフォグラフィックアニメーションのコマ送り。円グラフ、棒グラフ、フォロワー数の順に動く
左上から順に、1秒6フレーム・2秒2フレーム・3秒8フレーム・5秒20フレーム・7秒12フレーム・9秒23フレーム。

お手本の最後の画面と並べて、部品の位置と大きさを合わせました。

最初は数字が大きすぎて「人」と重なったので、数字を100pxに小さくしています。

顔の口が円グラフに隠れていたので、顔を少し上げて92%に縮めました。

フォントとアイコンの形は、先に書いたとおりお手本と違います。

うまくいかないときは、ここを見てください

確認したい5つのこと

  • 円グラフの比率がおかしい:変換終了は「見せる割合」ではなく「隠す割合」です。
  • 円グラフが時計回りに広がる:放射状ワイプの「ワイプ」が「反時計回り」になっているか。
  • 棒が伸びない:パスのトリミングが、線と同じグループの中に入っているか。
  • 数字に小数が出る:エクスプレッションに Math.floor が入っているか。
  • ソフト名が最初から見える:白い長方形が、文字より上のレイヤーにあるか。

よくある質問

Q. 数字にカンマを入れたいときは?

エクスプレッションの最後に、toLocaleString() を付ける方法があります。

この記事の作例は4けたなので、カンマなしで作っています。

Q. 円グラフの比率を変えたいときは?

いちばん上の色から順に、見せたい割合を足していきます。

たとえば青40%と赤25%なら、青の変換終了は60%、赤は35%です。

Q. コーポレート・ロゴ丸がないときは?

丸ゴシックなら雰囲気は近くなります。

この記事では、Adobe Fontsの「Rounded M+ 1c」のBoldとHeavyを使いました。

まとめ

インフォグラフィックアニメーションの7つのしくみ

  • 円グラフは、放射状ワイプの変換終了を100%から「隠す割合」へ動かす。
  • グラフの文字は、位置0,70と不透明度0%で下から浮かせる。
  • 見出しは、アニメーターを3つ重ねてポンと弾ませる。
  • 棒グラフは、パスのトリミングの終了点を0%から100%へ。
  • ソフト名は、白い長方形の後ろからすべり出させる。
  • 数字は、スライダー制御とMath.floorでカウントアップ。
  • アイコンはスケールで弾ませ、顔はloopOutで揺らし続ける。
案内役の黒猫
どの動きも、ひとつひとつは小さな設定の組み合わせでした。
自分の数字に置きかえて、ぜひ作ってみてください。

After Effectsの動きは、ほかの記事でも作っています。

After Effectsをこれから使うなら

この記事の作例は、After Effectsの単体プランか、Creative Cloudのプランで作れます。

まずは無料体験で、インフォグラフィックアニメーションを一度作ってみるのがおすすめです。

使い続けるかどうかは、作ってみてから決めて大丈夫です。

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※上記はアフィリエイトリンクです。

参考:mooograph「インフォグラフィックアニメーション【AfterEffectsチュートリアル】」(YouTube)。

作り方は動画を参考にし、画面・イラスト・アニメーションは筆者が作り直したものです。

案内役の黒猫

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仕事、家計、親のこと。自分は後回しになっていませんか。再就職、パートや在宅の小さな収入、心が軽くなる本の言葉、Adobeで暮らしを楽しむコツを、黒猫と一緒にやさしく届けています。53歳で早期退職→再就職、いまは会社員とブログの二足のわらじ。
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