お金が減るのが怖い50代へ|『金持ちになれるかどうかは、感情が9割』を関西のおっちゃんが聴いた感想【図解4点】
書店で、ある本と目が合うてしもた。
老眼でぼやける目をこすって、二度見した。
『金持ちになれるかどうかは、感情が9割』。
おいおい、マジかいな望月先生。
それがホンマなら、毎晩「会社の愚痴」と「老後の不安」をアテに飲んでる私の口座が増えへん理由、全部説明ついてまうやないか。
いや、説明つけんでええねん。
お金が減るのが怖い。
払うたびに、財布より先に気持ちが細る。
この記事は、そう感じている50代に向けて、関西のおっちゃんが本を聴いて考えたことを書いています。
本は、望月俊孝さんの『金持ちになれるかどうかは、感情が9割』(ポプラ新書)です。
筆者はAudible版で聴きました。
この記事で分かること
お金が減るのが怖い気持ちの正体
本書で刺さった2つの教え(払い方と受け取り方)
唯物論者の筆者が「感謝して払う」を読み替えた考え方
明日のレジから試せる3つの手順と、Audible版の聴きどころ

結論:お金が減るのが怖いときは、払う瞬間の「目線」を変える
先に結論を書きます。
怖いとき、変えるのは金額やなくて、払う瞬間に何を見ているかです。
「減った」を見て払うか、「受け取った」を見て払うか。
本書はここを、感情の問題として正面から扱っています。
この記事の結論
払うときは「何を受け取ったか」を心の中で言う。
その夜、レシートの裏に受け取ったものを1行書く。
1行も書けなかった出費を、来週1つだけ削る。
結論から言うてまうのが、せっかちな関西人の悪いクセや。
50代半ば、私の感情の「9割」の中身
今年で54歳。
会社員とブログの二足のわらじで、加齢臭と下っ腹の肉だけは順調に積み立て中。
いや、それ資産ちゃう。
負債や。
私の毎日の感情は、だいたいこの3つでできてる。
「腰が痛い」。
「今日の昼メシどないしよ」。
「妻の機嫌を損ねんとこ」。
ポジティブな感情、残りの1割にも入ってへん。
お金かて「このおっちゃんのポケット、なんか空気重いな」言うて回れ右するわ。

お金が減るのが怖いのは、判断の9割が気持ちで決まっているから
タイトルだけ見たら、根性論っぽく聞こえるやろ。
ところが本書は、アメリカの「ファイナンシャル心理学」の第一人者、リック・カーラー氏の言葉を引いています。
お金に関する意思決定は90%が感情的に行われている、という趣旨です。
言われてみたら、心当たりしかない。
テレビの通販でつい買う。
セールで要らんもんまでカゴに入れる。
逆に、不安が強すぎて、ホンマにやりたいことにお金を出せへん。
どれも、頭やなくて気持ちで決めてるねん。
つまり「感情が9割」は、お金を使う判断の9割は気分で決まっている、という意味です。
減る怖さも、その9割の中に入っています。
怖さが強いと、必要な出費まで止めてしまう。
怖さを紛らわそうとして、逆に衝動買いをすることもある。
ここを押さえたら、スピリチュアルな話やなくて、行動の話として読めます。
注意
お金を使うのが怖くて眠れない、食欲が落ちた、日常生活に支障が出ている、という状態が2週間以上続くときは、1人で抱えずに医療機関や相談窓口に相談してください。
この記事の手順は、専門的な治療の代わりにはなりません。
『金持ちになれるかどうかは、感情が9割』はどんな本か
著者の望月俊孝さんは、著書の累計が110万部を超える書き手です。
注目すべきは経歴です。
版元の紹介によると、借金6000万円を抱えたままリストラされ、そこから1年で全額を返したそうです。
さらに、自分への投資に1億7000万円をかけて「お金の正体」を調べてきた、とあります。
桁がちゃう。
こっちは1500円のラーメン・炒飯で悩んでるのに。
リストラから立て直した人の話なので、早期退職や再就職で揺れている50代には、他人事に思われへん本です。
本書は2022年の『心のお金持ちになる教科書』に加筆修正したもので、2026年3月にポプラ新書として出ています。
章の題名は4つとも「迷ったら、◯◯を選ぶ」の形です。
ワクワク、感謝、信頼、失敗。
第1章が78分42秒といちばん長く、支払いと受け取りの話もここに集まっています。
教え1:お金は「減る怖さ」ではなく「受け取った価値」に感謝して払う
いちばん刺さったのは、お金を払うときの気持ちの話です。
「減っていく怖さ」やなくて、「価値を受け取れたありがたさ」で払う、という考え方。
第1章には「お金やものを気持ちよく使えば、最大限の価値を得られる」「凡人は『価格』に振り回され、成功者は『価値』を重視する」という項目が並んでいます。
膝を打った。
いや、膝が鳴った。
関節が痛い。
これまでの私は、ラーメン・炒飯で1500円払うたびに「貴重な小遣いから1500円消えた」と、ちょっと悲しくなってた。
今日からはレジで、心の中で唱える。
「うまいラーメンと明日の元気を、ありがとう!」
まあ、スマホをかざす顔があんまり真剣やと、店員さんに「ラーメンに祈り捧げてる怪しいおっちゃん」と思われるかもしれへん。
そこは感情9割パワーで乗り切るしかない。
いや、そこは残りの1割の理性で止めとけ。

唯物論者の筆者は、「感謝して払う」をこう読み替えた
正直に書きます。
私は、目に見えへん力が働いてお金が増える、とは考えていません。
波動と言われても、正直ピンとこうへん。
そやから、なんで「感謝して払う」と効くのか、自分なりに中身を開けてみました。
私の考えは、こうです。
払うたびに「何を受け取ったか」を確かめているから。
ありがたいと思える出費は、払った値打ちがあったということ。
逆に、どうにも感謝できへん出費は、払う必要がなかった出費かもしれへん。
つまり感謝は、頭の中でつける家計簿みたいなもんです。
これは私の仮説です。
確かめていない部分もあります。
ただ、確かめ方は簡単です。
1週間だけ、レシートの裏に「受け取ったもの」を一言書いてみる。
一言も書かれへんレシートが、来週削るところになります。
お金の不安を家計簿で解決すんのに、わざわざ「感謝」て呼ぶ必要ある?と思たそこのあなた。
呼び方ひとつで続くんやから、安いもんです。
教え2:受け取り上手になる
本書には「なぜお金を受け取ることを躊躇してしまうのか?」という項目もあります。
Audible版で6分59秒。
払う話と同じくらい、受け取る側の気持ちも大事にしている本です。
我が家では毎月1日、妻から小遣いを手渡しでもらう。
これまでの私は「今月もこれでやりくりかいな」と、戦に負けた兵みたいな暗い顔で受け取ってた。
大間違いやった。
なんでもない毎日を過ごせてること自体が、ありがたいことや。
その毎日を支えてくれてる人から受け取るんやから、大げさなくらいの笑顔と「ありがとう」で受け取るべきやったんや。
いや、大げさすぎたら「なんか買うたやろ」って疑われるで。
ほどほどにしとこ。

明日のレジから試す3つの手順
ここまでの話を、明日から試せる形にまとめます。
道具はレシートとペンだけです。
手順1:払うとき、何を受け取ったかを心の中で言う
「ラーメンと明日の元気」。
「通勤の電車と、座れた10分」。
短くてかまいません。
声に出さんでもええです。
出したら、店員さんがちょっと引きます。
手順2:その夜、レシートの裏に1行書く
受け取ったものを1行。
電子マネーでレシートがない日は、スマートフォンのメモでも十分です。
書けない日は「なし」と書けばええ。
手順3:週末、書けなかった出費を1つだけ来週削る
全部削らんでええです。
1つだけ。
減るのが怖い気持ちは、ゼロにはなりません。
ただ、「何に払ってるか分からへん怖さ」は、1週間でだいぶ小さくなるはずです。

| よくある出費 | 受け取ったものの1行の例 |
|---|---|
| 昼のラーメン・炒飯 | 午後を乗り切る元気 |
| 通勤の電車代 | 仕事の場所まで運んでもらった |
| なんとなく買ったお菓子 | ……書かれへん(来週の候補) |
| 本やAudibleの料金 | ものの見方を1つ |
| 夜の缶ビール | 今日を終えたという区切り |
お菓子の行、書かれへんのは私だけやないはずや。
この本が向いてる人、向いてへん人
向いてる人
お金が減るのが怖くて、毎日の機嫌が悪くなってる人
節約しても、なんでかお金が残らへん人
リストラや早期退職のあと、お金との付き合い方を立て直したい人
向いてへん人
「この株を買え」のような、具体的な投資のやり方が知りたい人
心の持ち方の話が苦手な人
この本は、ノウハウより先に「お金にどんな気持ちを向けてるか」を見直す本です。
即効性のあるテクニック集を期待すると、肩すかしになるかもしれません。
また、本書には神さまや目に見えない存在の話も出てきます。
唯物論者の私は、そこは「著者の考え方の例え」として受け取って、行動の部分だけ持ち帰りました。
運は人が運んでくる:頼まれごとが収入になるまで
結局、この本が教えてくれたのは、節約術や投資のノウハウにカリカリする前に、まず自分の機嫌を取り戻せ、ということやと思う。
50代にもなると、「人生こんなはずやなかった」とため息をつく日も増える。
せやけど、「金がない」「時間が足らん」とブスッとしてるおっちゃんのとこには、お金どころか人も寄ってこうへん。
運は、人が運んでくる。
関わってくれる人が頼みごとをくれて、それに応えたら収入になる。
このブログも同じです。
読んでくれた人に「役に立った」と思ってもらえたら、それが少しずつ積み重なって、次の仕事や収入につながっていく。
ここに見えへん力は要らん。
人と人のやりとりの、積み重ねだけです。

Audible版の聴きどころ(合計3時間36分)
Audible版はコンピューターが作った音声(デジタルボイス)の朗読です。
プロのナレーターの抑揚を期待すると、物足りなく感じるかもしれません。
お金の熱い話も淡々と読まれるので、熱量は脳内で足してください。
関西人は得意やろ。
払うのが怖い人は、全部聴く前に、第1章の後半から聴くのが近道です。
先に聴く5項目(第1章)
お金やものを気持ちよく使えば、最大限の価値を得られる(2分11秒)
私を心のお金持ちにしてくれた「豪華な立ち食いそば」(4分06秒)
豊かさが数倍にアップする「お楽しみ1000円ゲーム」(5分04秒)
凡人は「価格」に振り回され、成功者は「価値」を重視する(3分16秒)
なぜお金を受け取ることを躊躇してしまうのか?(6分59秒)
5項目で合計21分36秒です。
通勤の往復1回で聴き終わります。
そのあと第2章(感謝の章・44分25秒)に進むと、感謝を習慣にするワークがいくつも出てきます。
付属のPDFもあるので、ワークはそちらを見ながら進めると手が止まりません。

書籍情報とAudible版
『金持ちになれるかどうかは、感情が9割 最新「マネー・サイコロジー」が解明したお金の正体』望月俊孝
- 著者
- 望月俊孝
- 新書
- ポプラ新書/ポプラ社/2026年3月
- Kindle版
- あり(166ページ)
- Audible版
- デジタルボイス(コンピューターによる朗読)/約3時間36分/付属PDFあり
- もとになった本
- 『心のお金持ちになる教科書』(2022年・ポプラ社)を加筆修正
スポンサーリンク(PR)
耳で読みたい人はこちら
※上記はアフィリエイトリンクです。
Audible版は、執筆時点では聴き放題の対象と表示されていました。
対象作品は入れ替わるので、リンク先で確認してください。
作品紹介はAudibleの作品ページでも読めます。
PR
読む時間が取れない日は、耳で読む。
Audible は、本を読み上げてくれる聴き放題のサービスです。
通勤中でも、家事の途中でも、目を使わずに1冊を進められます。
はじめての方は無料体験があります。
合わなければ期間内に解約すれば料金はかかりません。
無料体験の期間と条件、対象作品はAmazonのページでご確認ください。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。
よくある質問
Q. お金が減るのが怖いのは、おかしいことですか
おかしくありません。
お金の判断の多くは気持ちで決まるので、怖さを感じるのは自然なことです。
この記事では、怖さを消すのではなく、払う瞬間の目線を変える手順を紹介しました。
Q. 「感謝して払う」と、本当にお金が増えますか
増えるとは約束できません。
筆者は、感謝が「何を受け取ったかを確かめる家計簿」の役目をしているから役に立つ、と考えています。
これは仮説なので、1週間のレシート記録で自分で確かめてください。
Q. スピリチュアルな本ですか
神さまや目に見えない存在の話も出てきます。
ただ、中心は、お金を使うときと受け取るときの気持ちの扱い方です。
苦手な人は、行動の部分だけ持ち帰る読み方ができます。
Q. 投資のやり方は書いてありますか
特定の銘柄や商品を勧める本ではありません。
具体的な投資の手順を知りたい人には、別の本が向いています。
Q. Kindleやオーディオブックはありますか
Kindle版とAudible版があります。
Audible版はデジタルボイス(コンピューターによる朗読)で、約3時間36分です。
執筆時点では聴き放題の対象と表示されていましたが、入れ替わるのでリンク先で確認してください。
Q. どこから聴けばいいですか
払うのが怖い人は、第1章の後半にある5項目(合計21分36秒)から聴くのがおすすめです。
この記事の「Audible版の聴きどころ」に題名と長さを並べました。
Q. お金を使うのが怖くて、生活に支障が出ています
2週間以上続く、眠れない、食欲が落ちているといったときは、医療機関や相談窓口に相談してください。
この記事の手順は、専門的な治療の代わりにはなりません。
まとめ:今日から、感情だけは億万長者
お金が減るのが怖いのは、お金の判断の9割が気持ちで決まっているからです。
怖さそのものは消えません。
ただ、払う瞬間に「減った」ではなく「受け取った」を見ると、出費の中身が見えてきます。
望月俊孝さんの『金持ちになれるかどうかは、感情が9割』は、その目線の変え方を教えてくれる本でした。

口座の残高は、すぐには増えへん。
せやけど、感情だけは今日から億万長者を目指す。
まずは今夜、缶ビールを開けるときに一人で乾杯や。
「今日も無事に生き延びた!五臓六腑にしみわたる感動を、ありがとう!」
二足のわらじを選んだ自分をねぎらって、穏やかな毎日をくれる家族に感謝。

……で、その1本分の「受け取ったもの」、ちゃんとレシートの裏に書いとこな。
いや、缶ビールにレシートは無いがな。
明日やる1つ
レジで払うとき、「何を受け取ったか」を心の中で一言だけ言う。
その夜、レシートの裏に1行書く。
この記事の写真と図解について(Adobe Stock)
写真8点はすべてAdobe Stockの無料素材
この記事に使った写真8点は、Adobe Stockの無料素材から選んでいます。
写真の質は、そのまま記事の説得力になります。
ただし無料の範囲だけだと、途中で足りなくなります。
日本のラーメン屋のレジや、日本人の家族の場面のような、狙った写真は有料側にしかないことが多いです。
スポンサーリンク(PR)
※上記はアフィリエイトリンクです。
図解4点は自分で作っている
図解は4点とも自分で作っています。
図にすると、自分の理解の穴が見えるからです。
今回も、Audible版の章の長さを並べてはじめて、支払いと受け取りの話が第1章の後半に固まっていると気づきました。
スポンサーリンク(PR)
図解を自分で作るなら:Adobe Creative Cloud の料金プランを見る(PR)
※上記はアフィリエイトリンクです。
50代から始めるなら、どこから手をつけるか
写真だけ必要なら
Adobe Stock 単体で足ります。
図解や画像を自分で作るなら
Creative Cloud を検討します。
まず手を動かしてみるだけなら
Adobe Express から始めます。
スポンサーリンク(PR)
Adobe Creative Cloud の料金プランを見る(PR)
※上記はアフィリエイトリンクです。
最後に釘を刺しておきます。
ツールを買っただけでは何も変わりません。
自分はWEBデザインのオンラインスクールに通いましたが、そこからは1円も稼げませんでした。
この記事の話と同じで、払う前に「何を受け取るか」を決めてから選んでください。
スポンサーリンク(PR)
※上記はアフィリエイトリンクです。
本記事は『金持ちになれるかどうかは、感情が9割』(望月俊孝/ポプラ新書)の版元紹介文、Audible版の章の題名・長さ、筆者が聴いた内容をもとにまとめたものです。
本書の文章の引用ではなく、筆者の言葉での感想と要約です。

