50歳からの新NISA、何から始める?|『1冊でまるわかり 50歳からの新NISA活用法』を図解4点で要約

老後のお金のことが、50代になって急に気になり始めた。
新NISAという言葉はよく聞くけれど、何から手をつければいいのか分からない。
いまから始めても、もう遅いのではないか。
そんなふうに感じている方に向けて、この記事を書きました。
今回紹介するのは、中野晴啓さんの『1冊でまるわかり 50歳からの新NISA活用法』です。
50歳から新NISAを使って老後資金をつくる方法を、制度のしくみから投資信託の選び方、続けるための心得まで、1冊にまとめた本です。
この記事を書いている私は54歳で、2025年3月に早期退職し、2026年1月に再就職しました。
仕事が変わる時期をはさむと、お金の話は人ごとではなくなります。
この記事でわかること
- この本がどんな本か
- 全6章の流れ(図解つき)
- 新NISAのしくみと、本の「月5万円×20年」の試算
- 50代から始めるときの5つの手順と、気をつけたいこと
- Audible版の長さと、家事や移動の時間に聴く目安
この記事の前提
この記事は、出版社の紹介文、目次、Audibleのレビュー、金融庁の公式情報をもとにまとめています。
特定の金融商品をすすめるものではありません。
投資には元本を下回る可能性があり、始めるかどうか、いくら入れるかは、ご自身の家計に合わせて決めてください。
先に結論|50歳からの新NISAは「焦らず、長く、少しずつ」
先に結論です。
この本が伝えているのは、50歳からでも遅すぎることはないということです。
ただし、取り返そうとして焦るのはいちばん危ない、とも書かれています。
税金がかからない新NISAの枠を使い、投資信託で少しずつ積み立てて、70歳、80歳まで長く育てる。
それが、この本の伝える基本の形です。
この記事で紹介した本は、Audibleの聴き放題で聴けます(2026年11月3日時点)。
聴き放題の対象は変わることがあるので、作品ページで確かめてください。
スポンサーリンク(PR)
『1冊でまるわかり 50歳からの新NISA活用法』とはどんな本?
著者の中野晴啓さんは、セゾン投信を立ち上げた人で、長いあいだ「積立投資」を広めてきました。
この本は、新NISAが始まる前の2023年に、50代に向けて書かれています。
中身は、次の6つの章に分かれています。
- 第1章 今こそ「本物の資産運用」を始めよう!
- 第2章 50歳からの資産運用に最適なのは「投資信託」
- 第3章 新NISAがいよいよ2024年1月にスタート!
- 第4章 新NISAの正しい使い方
- 第5章 新NISAで購入するのに向かない投資信託の見分け方
- 第6章 50歳から老後資金をつくるための心得
前半の2章で「なぜ預金だけでは足りないのか」「何で増やすのか」を押さえます。
真ん中の2章で新NISAのしくみと使い方を学びます。
最後の2章で、手を出さないほうがいい商品と、続けるための心構えを知る流れです。
いきなり商品選びから入らないところが、初めての方にも入りやすい作りです。
3分でわかる|この本の4つのポイント
ポイント1|預金だけでは、お金はなかなか増えない
本の出発点は、銀行の預金だけでは資産はなかなか増えない、という現実です。
物の値段が上がる時代には、預金の数字が同じでも、買えるものは少しずつ減っていきます。
だからこそ、預金の一部を「働いてもらうお金」に回そう、というのが本の考え方です。
ポイント2|50歳からは「投資信託」で、少しずつ
50歳から始めるなら、個別の株を選ぶより、投資信託を使うのが向いている、と本は伝えています。
投資信託は、たくさんの会社や国にまとめてお金を分けて入れる「詰め合わせ」のような商品です。
1つの会社の調子に左右されにくく、毎月決まった額を自動で積み立てることもできます。
ポイント3|新NISAなら、ふえた分に税金がかからない
ふつう、株や投資信託でふえた利益には20.315%の税金がかかります。
新NISAの口座で買ったものは、この税金がかかりません。
2024年に始まった新NISAでは、非課税で持っていられる期間に期限がなくなりました。
一生で使える枠も、1人1,800万円まで広がっています。
制度は改正されることがあります。
最新の内容は、金融庁のNISA特設ウェブサイトで確認してください。
ポイント4|「月5万円×20年」で、約2,055万円という試算
紹介文には、こんな試算が載っています。
毎月5万円を20年間積み立て、年平均5%で運用できた場合、元本1,200万円に運用でふえた分が加わり、合計で2,055万円を超える計算です。
50歳で貯蓄ゼロから始めても、70歳でこの金額になる、という例です。
ここで大事なのは、5%はあくまで「できた場合」の仮定だということです。
相場が下がる年もあれば、元本を下回る時期もあります。
月5万円が難しければ、1万円でも、3千円でもかまいません。
金額より、続けられる額で始めることのほうが大切です。
50代から新NISAを始める5つの手順
本の考え方をもとに、50代から始めるときの一般的な流れを5つにまとめました。
- 生活のお金を先に分ける。
当面の生活費や、急な出費に備えるお金は、預金に残しておきます。 - NISA口座をつくる。
証券会社や銀行で開きます。
NISA口座は1人1つだけです。 - 毎月の積立額を決める。
家計から無理なく出せる額にします。
あとから増やしたり減らしたりできます。 - 投資信託を選ぶ。
本の第5章は「向かない投資信託」の見分け方にあてられています。
手数料(信託報酬)が高すぎないかは、まず確認したいところです。 - 下がってもやめない。
年に1回くらい中身を見直し、相場が下がったときに焦って売らないようにします。
50代の女性が新NISAで気をつけたい3つのこと
ここからは、本の内容に加えて、50代の暮らしの中で気をつけたい点をまとめます。
1|「取り返したい」で、大きく賭けない
本が何度も伝えているのが、焦りは禁物ということです。
早く増やそうとして、値動きの大きい商品に一度にお金を入れると、下がったときに生活まで揺らぎます。
積立は、時間を味方にする方法です。
2|働き方や年金の予定と、セットで考える
定年後も働く人が増えている今、70歳まで少しずつでも収入があれば、積み立てられる期間も延びます。
パートの年収の壁や、扶養の範囲も、手取りに関わります。
家計全体の流れの中で、毎月いくら回せるかを決めてください。
3|窓口で勧められたものを、その場で決めない
第5章のテーマは、新NISAで買うのに向かない投資信託の見分け方です。
窓口やネットで勧められた商品も、手数料と中身を確かめてから決めても遅くはありません。
分からないときは、家族に相談したり、本の該当の章を聴き直したりしてから決めるのが安心です。
Audibleのレビューから見える、この本の評判
Audible版の評価は、5点満点で4.3(2026年11月時点・89件)です。
レビューを読むと、次のような声が多く見られます。
- 初めての人でも分かるように、順を追って丁寧に説明している
- 新NISAをきっかけに、自分がするべきことが見えてきた
- ナレーションが聞きやすく、内容が頭に入ってくる
- 図やグラフ、数字は目で見たくなり、紙の本も買った
最後の声のとおり、数字や図の多い章は、耳だけでは追いにくいところもありそうです。
まずAudibleで全体を聴き、気になった章だけ紙の本やKindle版で確かめる読み方が合いそうです。
Audible版の長さと、聴く時間の目安
Audible版は全6章で、4時間26分です。
1日30分ずつなら、9日ほどで聴き終わります。
1.2倍の速さにすると、1日30分で約1週間です。
料理や洗濯物をたたむ時間、通勤や散歩の時間に、1章ずつ聴いていくのがおすすめです。
『1冊でまるわかり 50歳からの新NISA活用法』中野晴啓(PHPビジネス新書)
- 著者
- 中野晴啓(セゾン投信の創業者。長く積立投資を広めてきた人)
- 出版
- PHP研究所/2023年
- 内容
- 50歳から新NISAで老後資金をつくる方法。投資信託の選び方と心得まで
- 形式
- 新書/Kindle版/Audible版
- Audible版
- ナレーター:中川慶一/4時間26分/全6章
スポンサーリンク(PR)
※上記はアフィリエイトリンクです
耳で読むなら、Audible版
Audible版は、ナレーターの中川慶一さんの朗読です。
レビューでは、聞きやすいナレーションだという声が目立ちます。
聴き放題の対象かどうかは時期によって変わるので、リンク先で確認してください。
スポンサーリンク(PR)
※上記はアフィリエイトリンクです
無料体験の期間と条件は、変わることがあります。
申し込む前に、リンク先のページで確認してください。
作品の紹介文は、Audible公式の作品ページでも読めます。
よくある質問
Q. 50代から新NISAを始めても、遅くないですか?
この本の答えは「遅くない」です。
紹介文の試算は、50歳から20年積み立てて70歳で受け取る例です。
ただし、短い期間で大きく増やそうとしないことが前提です。
Q. 2023年の本ですが、内容は古くないですか?
新NISAが始まる前に書かれた本ですが、制度の骨組み(2つの枠、生涯1,800万円、期限なし)は2024年の開始時と同じです。
細かい改正はあり得るので、金融庁のサイトであわせて確認してください。
Q. いくらから始められますか?
金融機関によっては、毎月100円や1,000円から積み立てられます。
最低額は金融機関ごとに違うので、口座を開く前に確認してください。
Q. この記事は投資をすすめていますか?
いいえ。
本の内容を紹介する記事で、特定の商品や金融機関をすすめるものではありません。
始めるかどうかは、ご自身の家計と予定に合わせて決めてください。
まとめ|50歳からの新NISAは、続けられる額から
この記事のまとめ
- この本は、50歳から新NISAで老後資金をつくる方法を全6章でまとめた本
- 新NISAは、ふえた分に税金がかからず、期限もない。一生で1,800万円まで使える
- 本の試算は「月5万円×20年・年5%」で約2,055万円。ただし5%は仮定
- 始めるときは、生活のお金を分けてから、無理のない額で、焦らず長く
- Audible版は4時間26分。家事や移動の時間に1章ずつ聴ける
老後のお金の不安は、知らないことから大きくなります。
まずは1章だけ、耳で聴いてみるところから始めてみてください。
あわせて読みたい
- 税務署員が実践する「ズルい」貯蓄術が凄い!感想とレビュー
- 相続対策を始めたい働く世代へ! 簡単にできる7つのステップとは?
- 50代のライフプランは「生き方」から|『お金より先に“生き方”の話をしよう』
- お金が減るのが怖い50代へ|『金持ちになれるかどうかは、感情が9割』
- パートの年収の壁2026年版|106万・130万円などの早見表
- 女性の再就職、最初の3か月でやること
この記事の写真と図解について(Adobe Stock)
写真7点は、Adobe Stockの無料素材
この記事の写真7点は、Adobe Stockの無料素材です。
家計簿、電卓、スマホを見る時間など、暮らしの中でお金を考える場面が浮かぶ写真を選びました。
人物が写る写真は、日本の方が写っているものにしています。
図解4点は、本の目次と紹介文、金融庁の資料から作った
図1は本の目次、図3は出版社の紹介文にある試算を図にしました。
図2の制度の数字は、金融庁のNISA特設ウェブサイトの説明に合わせています。
図4は、本の考え方をもとにした一般的な手順です。
家計の表や家族への説明資料を作るなら
- 家計の表や、家族に見せる1枚の資料を作りたいなら。
Adobe Expressの無料プランのテンプレートから始められます。 - 写真や図を本格的に作りたいなら。
PhotoshopやIllustratorが入ったCreative Cloudが候補です。 - 資料に使える写真を増やしたいなら。
Adobe Stockの有料プランで素材の幅が広がります。
道具をそろえるより先に、何を誰に伝える資料かを決めてから選んでください。
スポンサーリンク(PR)
※上記はアフィリエイトリンクです
スポンサーリンク(PR)
※上記はアフィリエイトリンクです
Instagramでは、図解を週3本出しています。
50代からのAdobeのコツと、心を軽くする本の1行を、黒猫が1分で案内します。
保存して、明日そのまま試せる形にしています。
Instagramを見る@yoshihirok0358






