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イラレでリボン文字を作る方法|3Dクラシックで帯を巻く7ステップ

イラレでリボン文字を作る方法|3Dクラシックで帯を巻く7ステップ
Kawai358
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一枚の帯をくるっと折り返したような、リボンの文字を見かけたことはありませんか。

立体に見えますが、Illustratorなら曲線を1本も描かずに作れます。

使うのは、円と長方形、それに「3D(クラシック)」のマッピング機能です。

この記事では、YouTubeのお手本の手順と数値をなぞって、筆者のIllustrator 2026でリボン文字の「M」を作り直しました。

設定する画面には、変える場所に印をつけています。

案内役の黒猫
案内役の黒猫です。
円柱に帯を巻き付けて、帯だけを取り出す。
それを折り返すように並べると、リボンの文字になります。
イラレの3Dクラシックとマッピングで作ったリボン文字のM
完成したリボン文字の「M」。
表の帯と、濃い色の裏の帯を交互に重ねています。

この記事でわかること

  • 円を「3D押し出し・ベベル(クラシック)」で円柱にする設定。
  • マッピングで長方形を巻き付けて、S字にねじれた帯を作る方法。
  • 帯を反転・複製して、Mを組む手順と、W・N・A・Vへの応用。
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お手本の動画と、この記事の進め方

お手本にしたのは、タマケンさんのYouTube動画「【illustrator】イラレでリボン風の文字デザインを作る方法」です。

約4分の動画で、円柱に長方形を貼り付けて帯を作る方法が紹介されています。

参考にした動画(タマケン「【illustrator】イラレでリボン風の文字デザインを作る方法」約4分)。

数値は、動画で話されている値と、画面に映っている値をひとつずつ照らし合わせて入れました。

この記事の画面は、筆者のMacのIllustrator 2026で同じ手順を作り直して撮ったものです。

色は、お手本の青ではなく、このブログの色(コーラルとセージ)に変えています。

リボン文字を作る7ステップを、先に表で見ておきましょう

手順 やること 入れる値
手順1 長方形と円を作り、長方形をシンボルに登録する。 色は何でもOK。
2つは別の色にする。
手順2 円に「3D押し出し・ベベル(クラシック)」をかける。 自由回転。
X 0°・Y 90°・Z 0°。
奥行き400pt。
手順3 マッピングで、円柱の側面に長方形を貼る。 表面3/3。
長方形を寝かせて少し傾ける。
手順4 アピアランスを分割して、帯だけを取り出す。 Command+X → Command+V。
手順5 帯の太さと傾きを整える。 シアーツールで調整。
手順6 右に複製して反転し、濃い色で後ろへ。 リフレクトツールで「垂直」。
手順7 2本1組をもう1組並べて、Mにする。 下の端をぴったり重ねる。

表は保存しておくと、作業中に見返せて便利です。

手順1:長方形と円を作り、長方形をシンボルに登録する

まず、細長い長方形と、正円を1つずつ作ります。

筆者は長方形を幅60pt・高さ400pt、円を直径400ptにしました。

色は何でもかまいませんが、2つは別の色にしておきます。

長方形の色が、そのまま文字の色になります。

リボン文字の準備。シンボルにする長方形と、円柱にする円
左の長方形はシンボルに登録してリボンの帯に、右の円は3Dで円柱にします。

次に、メニューの「ウィンドウ」>「シンボル」でシンボルパネルを開きます。

長方形をシンボルパネルにドラッグ&ドロップすると、「シンボルオプション」の画面が出ます。

お手本では、書き出しタイプ「ムービークリップ」、シンボルの種類「ダイナミックシンボル」のまま「OK」を押していました。

初期値のままで大丈夫です。

名前は、あとで探しやすいように「リボン」にしました。

案内役の黒猫
3Dのマッピングで貼れるのは、シンボルに登録したものだけです。
ここを飛ばすと、次の画面で長方形が選べません。

手順2:円に「3D押し出し・ベベル(クラシック)」をかける

円を選んだまま、メニューの「効果」>「3Dとマテリアル」>「3D(クラシック)」>「押し出しとベベル(クラシック)」を選びます。

新しい「3Dとマテリアル」ではなく、その下にある「3D(クラシック)」を使うのがポイントです。

開いた画面で、回転の角度を入れます。

お手本では、位置を一度「前面」にしてから、Y軸(2段目)の角度を変えていました。

角度を入れると、位置の表示は自動で「自由回転」に変わります。

  1. X軸(1段目)を0°にします。
  2. Y軸(2段目)を90°にします。
    円が横を向きます。
  3. Z軸(3段目)を0°にします。
  4. 「押し出しの奥行き」を400ptにします。
イラレの3D押し出しとベベル(クラシック)の設定。自由回転、Y90度、奥行き400pt
3D押し出しとベベルオプション(クラシック)。
位置「自由回転」、Y 90°、押し出しの奥行き400ptに印をつけています。

奥行きの400ptは、円の直径と同じ値です。

お手本でも「オブジェクトのサイズによって変わるので、プレビューを見ながら調整」と話されていました。

プレビューで、横に長い円柱になっていればOKです。

3D(クラシック)の4つの値は、何を決めているのか

3D押し出しとベベルの見かた

  • X・Y・Zの角度:立体をどの向きから見るか。
    Yを90°にすると、円柱を真横から見る形になります。
  • 押し出しの奥行き:円をどれだけ長く伸ばすか。
    この長さが、リボンの帯の高さになります。
  • 表面:陰影のつけ方。
    初期値の「陰影(艶あり)」のままで、あとで帯だけを取り出すので影響しません。
  • マッピング:立体の表面に、シンボルを貼り付ける機能。
    次の手順で使います。

手順3:マッピングで、円柱の側面に長方形を貼る

同じ画面の下にある「マッピング…」ボタンを押すと、「アートをマップ」の画面が開きます。

  1. 「表面」の右にある「▶|」を押して、3/3にします。
    3/3が円柱の側面です。
  2. 「シンボル」で、手順1で登録した長方形(リボン)を選びます。
  3. 格子の上に出た長方形を、横に寝かせて少し傾けます。
    角の外側をドラッグすると回せます。
  4. 長さは、格子の白い部分の端から端まで届くくらいにします。
アートをマップの画面。表面3/3にリボン文字の帯になる長方形を傾けて配置
アートをマップ。
シンボル「リボン」、表面3/3、長方形の置き方に印をつけています。

格子の白い部分が、円柱の手前に見えている面です。

灰色の部分は、裏側に回り込んで見えない面です。

長方形を白い部分の端から端まで置くと、円柱の上の端から下の端まで、帯がぐるっと巻き付きます。

「OK」を押してマッピングを閉じ、3Dの画面も「OK」で閉じます。

円柱にS字の帯が巻き付いたところ。これがリボン文字の1本分
円柱に、S字にねじれた帯が巻き付きました。
案内役の黒猫
マッピングの長方形の角度で、帯のねじれ方が変わります。
プレビューを見ながら、少しずつ回してみてください。

手順4:アピアランスを分割して、帯だけを取り出す

3Dの円柱を選んだまま、メニューの「オブジェクト」>「アピアランスを分割」を選びます。

3Dの効果が、ふつうの図形に変わります。

ダイレクト選択ツールに切り替えて、帯の部分だけをクリックします。

Command+X(WindowsはCtrl+X)で切り取り、Command+V(WindowsはCtrl+V)で貼り付けます。

残った円柱は、もう使わないので削除してかまいません。

アピアランスを分割して取り出した帯と、太さと傾きを整えた帯
左:取り出した直後の帯。
右:横に広げて、シアーで傾きを整えた帯。

手順5:帯の太さと傾きを、シアーツールで整える

取り出した帯は、細くて少し寝た形をしています。

お手本では「角度を調整したいときはシアーツールで」と話されていました。

シアーは、図形を斜めにずらして傾きを変える機能です。

筆者は、帯を横に160%広げてから、シアーで傾きを少し起こしました。

数値でいうと、シアーの角度は約6°です。

太くするとリボンの面がよく見え、傾きを起こすと文字として読みやすくなります。

ただ、ここは好みで決めてかまいません。

筆者も最初はシアーで起こしすぎて、帯がほぼ垂直になり、Mが縦長の折り返しにしか見えなくなりました。

傾きを少し残したほうが、リボンらしく見えます。

手順6:右に複製して反転し、濃い色で後ろへ回す

帯を、Optionキー(WindowsはAltキー)を押しながら右へドラッグして、1つ複製します。

複製した帯を選んで、リフレクトツールをダブルクリックします。

「垂直」を選んで「OK」を押すと、左右が反転します。

反転した帯の色を、少し暗い色に変えます。

筆者は、表を「#E58F7B」、裏を「#B5604F」にしました。

暗い色の帯を、Command+[(WindowsはCtrl+[)で1つ後ろに回します。

これで、表と裏の前後関係ができます。

最後に、2本の帯の上の端を、ぴったり重ねます。

拡大して、上の端の線がずれていないか確かめるときれいに仕上がります。

リボン文字の山1つ。表の帯と、反転して濃い色にした裏の帯を重ねたところ
表の帯と、反転した裏の帯を上の端で重ねると、リボンの山が1つできます。
案内役の黒猫
裏の帯を少し暗くするだけで、帯が折り返して裏側が見えているように見えます。

手順7:2本1組をもう1組並べて、Mにする

表と裏の2本を選んで、右にもう1組複製します。

新しい組の表の帯の下の端を、前の組の裏の帯の下の端にぴったり重ねます。

これで、帯が上と下で交互に折り返した「M」ができあがります。

イラレで作ったリボン文字のMの完成形
完成。
帯を2回折り返したMです。

同じパーツで、W・N・A・Vも作れます

このパーツ(表の帯と裏の帯)を元にすると、ほかのアルファベットも作れます。

お手本の動画でも、最後にW・N・A・Vへの応用が紹介されていました。

パーツの組み合わせ方

  • W:完成したMを、上下に反転する。
  • N:表、裏、表の3本を並べる。
  • A:山1つ(表と裏の2本)だけにする。
  • V:山1つを、上下に反転する。
リボン文字の応用。同じパーツで作ったM・W・N・A・V
上段:M・W・N。
下段:A・V。
色を変えると、印象もがらっと変わります。

上下を反転するときも、リフレクトツールを使います。

ダブルクリックして「水平」を選べば、上下が入れ替わります。

うまくいかないときは、ここを見てください

確認したい5つのこと

  • マッピングでシンボルが選べない:長方形をシンボルパネルに登録したか。
  • 円柱にならない:Yの角度を90°にしたか。
    位置が「前面」のままだと、円がそのまま厚みを持つだけです。
  • 帯が円柱の一部にしか巻き付かない:マッピングの長方形が短い。
    格子の白い部分の端から端まで伸ばします。
  • 帯だけ選べない:選択ツールではなく、ダイレクト選択ツールでクリックしているか。
  • Mがリボンに見えない:シアーで帯を起こしすぎていないか。
    傾きを少し残します。

よくある質問

Q. Illustrator 2026でも「3D(クラシック)」は使えますか?

使えます。

筆者のIllustrator 2026では、メニューの「効果」>「3Dとマテリアル」の中に「3D(クラシック)」があり、その中に「押し出しとベベル(クラシック)」がありました。

Q. 新しい「3Dとマテリアル」でも作れますか?

この記事の方法は、3D(クラシック)のマッピング機能を使っています。

新しい3Dでも図形を貼り付ける機能はありますが、この記事では確かめていません。

お手本どおりに作るなら、3D(クラシック)がおすすめです。

Q. 帯の色は、あとから変えられますか?

変えられます。

アピアランスを分割したあとの帯は、ふつうの図形です。

塗りの色を変えるだけで、まとめて色を替えられます。

Q. 帯の幅はどこで決まりますか?

マッピングで貼る長方形の太さと、手順5で横に広げる量で決まります。

太いほど、リボンの面がはっきり見えます。

まとめ

イラレでリボン文字を作る7ステップ

  • 長方形と円を作り、長方形をシンボルに登録する。
  • 円に3D押し出し・ベベル(クラシック)。
    自由回転、Y 90°、奥行き400pt。
  • マッピングで表面3/3に長方形を寝かせて貼る。
  • アピアランスを分割して、帯だけを取り出す。
  • 帯の太さと傾きを、シアーツールで整える。
  • 右に複製してリフレクト(垂直)、濃い色にして後ろへ。
  • もう1組並べて、下の端を重ねればMの完成。
案内役の黒猫
円柱に巻いた帯を取り出して、折り返すように並べる。
それだけでリボンの文字になりました。
自分のイニシャルで試してみてください。

Illustratorの3Dや効果を使った作例は、ほかの記事でも作っています。

Illustratorをこれから使うなら

この記事の作例は、Illustratorの単体プランか、Creative Cloudのプランで作れます。

3D(クラシック)もシンボルも、Illustratorに最初から入っている機能です。

ただ、ツールを契約しただけで何かが変わるわけではありません。

筆者もWEBデザインのオンラインスクールに通いましたが、そこでは1円も稼げませんでした。

作りたいものを先に決めて、まずは無料体験でひとつ作ってみるのがおすすめです。

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Illustratorで何ができるかは、こちらのページにまとめています。

Illustratorでできること|動画で見る作り方

この記事で確認した範囲

手順と数値は、参考動画の音声と画面で確かめたものです。

3D押し出し・ベベル(クラシック)とアートをマップの画面は、Illustrator 2026で実際に操作して撮っています。

長方形と円の用意・シンボル登録、手順4以降の切り出し・変形・反転・複製は、同じ操作を筆者がスクリプトで行いました。

手順5の数値(横160%・シアー約6°)は筆者が選んだ値で、お手本の動画では数値は示されていません。

長方形・円の大きさと色も、お手本とは違います。

参考:タマケン「【illustrator】イラレでリボン風の文字デザインを作る方法」(YouTube)。

手順と数値は動画を参考にし、画面と作例は筆者が作り直したものです。

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