夫婦円満の秘訣は5つの習慣|『夫は、妻は、わかってない。』を読んで、50代の夫が見直したこと

夫婦として長く一緒に暮らしていると、些細なことでイライラしたり、相手の言動に不満を感じたりすることはないでしょうか。
結婚当初は気にならなかったことも、年月を重ねるにつれて気になり始める。
お互いに理解しているつもりでも、実は相手の気持ちがわかっていないこともあります。
今回紹介するのは、安東秀海さんの『夫は、妻は、わかってない。-夫婦リカバリーの作法-』です。
この本を通じて感じたのは、夫婦円満の秘訣は、相手を変えようとすることではなく、自分自身の心と向き合い、日々の接し方を見直すことにあるということです。
私自身が、夫婦関係を良好に保つために大切だと感じている5つの習慣も紹介します。
この記事を読んだら、明日やること
- パートナーが愚痴をこぼしたら、口をはさまずに最後まで聞く
- アドバイスの代わりに「それは大変だったね」と返してみる
3分でわかる!夫婦円満の秘訣は5つの習慣
私が導き出した答えです。
夫婦関係を良好に保つために意識したいのは、次の5つです。
- 感情は伝染する。
イライラを相手にぶつけない - 見返りを求めず、相手を思いやる
- お互いの趣味や一人の時間を尊重する
- 相手の愚痴や話を最後まで傾聴する
- 相手を理解する前に、自分自身の心と向き合う
特別なことをする必要はありません。
毎日の何気ない言葉や態度を少し変えるだけでも、夫婦の関係は変わっていくのではないでしょうか。
『夫は、妻は、わかってない。』はどんな本?
著者の安東秀海さんは、夫婦専門のカウンセリングを通じて、多くの夫婦関係の問題に向き合ってきた方です。
紹介文によれば、延べ2000人以上の話を聞いてきたそうです。
本書では、不倫、借金、セックスレス、感情のすれ違いなど、夫婦が直面するさまざまな問題を取り上げています。
興味深いのは、目の前で起きている問題だけを解決しようとするのではなく、その裏側にある感情や心理的な背景に目を向けていることです。
例えば、相手の帰宅が遅いことに腹を立てている場合、単純に帰宅時間が問題なのではないかもしれません。
本当は、もっと自分を気にかけてほしい。
大切にされていると感じたい。
そんな気持ちが隠れていることもあります。
つまり、表面的な言い争いの奥には、言葉にできていない寂しさや不安が存在している場合があるのです。
Audible版の解説には「夫婦の問題は3つの階層に分かれている」という題名の章があり、「コミュニケーション」「考え方や価値観」「感情」の3つが挙げられています。
続く章の題名は「感情のわだかまりから始める」です。
表に見える言い争いより先に、奥にある気持ちをほどく順番なのだと受け取りました。
夫婦だから何でもわかるという考え方は、必ずしも正しくありません。
本書の解説にも「『夫婦だから』という過信は横に置く」という題名の節があります。
長く一緒にいるからこそ、相手の気持ちを理解しようとする努力が必要なのだと思います。
夫婦円満の秘訣① 感情は伝染する。イライラを相手にぶつけない
私が夫婦関係で特に大切だと感じているのが、感情の伝染です。
自分がイライラしていると、何気ない言葉にもトゲが出てしまいます。
すると、相手も不快な気持ちになり、今度は相手の態度に腹が立つ。
こうして、どちらも悪くない些細な出来事が、大きなケンカに発展してしまうことがあります。
反対に、自分が笑顔で穏やかに接していれば、相手も自然と落ち着いた気持ちになりやすいものです。
もちろん、いつも笑顔でいられるわけではありません。
仕事で疲れている日もあれば、気分が優れない日もあります。
そんなときこそ、感情をそのまま相手にぶつけるのではなく、一度立ち止まることが大切です。
- イライラしているときは、すぐに言い返さない
- 相手の言葉を悪い方向に受け取らない
- 不機嫌な態度で相手をコントロールしない
- できるだけ笑顔で接する
自分の機嫌を自分で整えることも、夫婦円満の大切な習慣です。
笑顔と穏やかな態度は、この習慣のいちばん分かりやすい形だと思います。
習慣② 見返りを求めず、相手を思いやる
夫婦生活では、家事や育児、仕事など、さまざまな場面で協力が必要になります。
しかし、いつの間にか「自分ばかり頑張っている」「相手は何もしてくれない」という気持ちが生まれることがあります。
ここで気をつけたいのが、見返りを求めすぎないことです。
「自分がこれだけやったのだから、相手も同じようにしてほしい」。
そう考え始めると、相手の行動を採点するようになってしまいます。
もちろん、夫婦はお互いに協力する関係です。
一方だけが我慢し続ける必要はありません。
ただ、日々の小さな思いやりに対して、毎回同じだけの見返りを期待しないことも大切だと思います。
- 疲れている相手に「今日はゆっくりして」と声をかける
- 何かしてもらったら「ありがとう」と伝える
- 相手が忙しいときは、できる範囲で家事を手伝う
- 相手の立場になって物事を考える
こうした小さな積み重ねが、安心できる家庭をつくっていきます。
思いやりは、損得で考えるものではありません。
ただし、思いやりと一方的な我慢は別物です。
お互いを大切にできる関係を目指したいものです。
習慣③ お互いの趣味や一人の時間を尊重する
結婚すると、生活の中心が家庭になり、自分の時間が少なくなることがあります。
しかし、夫婦だからといって、趣味や価値観まで同じである必要はありません。
例えば、夫はスポーツが好きで、妻は旅行や買い物が好きということもあります。
休日の過ごし方や興味の対象が違っていても、それは決して悪いことではありません。
むしろ、お互いに違う世界を持っているからこそ、会話の幅も広がります。
大切なのは、相手の趣味を否定したり、無理に自分の価値観を押しつけたりしないことです。
- 相手の趣味に過度に干渉しない
- 一人で過ごす時間を認める
- お互いの好きなことを応援する
- 共通の趣味は一緒に楽しむ
私の一人の時間は、早朝のランニングとロードバイク
私は一人での時間を大切にしています。
早朝は、ランニングで無心になって走ります。
週末はロードバイクで自然の風を感じながら、ヒルクライム、ダウンヒル、平地巡航で自分自身の体力と向き合っています。
夫婦であっても、一人の人間です。
相手の自由や個性を尊重することが、長く一緒に暮らすための大切なポイントだと思います。
一緒にいる時間だけでなく、離れている時間も心地よい関係が理想です。
本書の第3章の題名は「自分の居場所を確保する」で、解説には「夫婦は境界線が曖昧になりやすい」という節もあります。
近すぎる夫婦ほど、自分の時間と相手の時間の線引きが大切になるのかもしれません。
習慣④ 相手の愚痴や話を最後まで傾聴する
夫婦の会話で意識したいのが、相手の話をしっかり聞くことです。
特に、仕事や人間関係の愚痴を聞いているとき、つい解決策を伝えたくなることがあります。
もちろん、相手を思っての言葉です。
しかし、話をしている本人は、必ずしもアドバイスを求めているわけではありません。
ただ自分の気持ちを聞いてほしい。
共感してほしい。
そんなときもあります。
だからこそ、まずは相手の話を最後まで聞くことが大切です。
「それは大変だったね」「そんなことがあったんだ」「それは腹が立つよね」「話してくれてありがとう」。
このような言葉だけでも、相手の気持ちは少し軽くなるかもしれません。
本書の第1章には「気持ちが伝わるアイメッセージを心がけて」という節があります。
「あなたは」ではなく「私は」で気持ちを伝える話し方のことです。
聞くことと、自分の気持ちを責めずに伝えること。
会話はこの2つでできているのだと思います。
話を聞くことは、相手を理解しようとする愛情表現の一つです。
夫婦だからこそ、安心して本音を話せる存在でありたいですね。
習慣⑤ 相手を理解する前に、自分自身の心と向き合う
本書で印象的なのは、夫婦関係を修復するためには、相手だけでなく自分自身の心にも目を向ける必要があるという考え方です。
解説の題名にも「まずは自分、次に相手の順で考える」とあります。
相手に対して不満があると、どうしても相手の欠点ばかりが目につきます。
しかし、少し視点を変えてみると、自分自身にも改善できる部分があるかもしれません。
自分に投げかけたい5つの問い
- 自分の考えを押しつけていなかったか
- 相手の話をきちんと聞いていたか
- 感謝の言葉を伝えていたか
- 自分の機嫌を相手に取らせていなかったか
- 相手の気持ちを勝手に決めつけていなかったか
夫婦関係は、どちらか一方だけで成り立つものではありません。
相手を変えようとするよりも、まず自分の行動を見直してみる。
その小さな変化が、相手の気持ちや夫婦の関係に良い影響を与える可能性があります。
私は、夫婦は自分自身を研ぎ澄ます砥石だと思っています。
相手との違いやすれ違いにぶつかるたびに、自分の考え方や接し方の粗さに気づかされるからです。
その気づきで自分を少しずつ磨いていくことも、夫婦でいる意味の一つなのかもしれません。
大切なお願い
深刻な問題や一方的な暴力、支配などがある場合は、笑顔や我慢だけで解決しようとしないでください。
本書の第3章にも「我慢しない、受け入れない、合わせない」という題名の節があります。
専門家や第三者の力を借りることも必要です。
夫婦関係は、年月とともにアップデートしていく
結婚した当初と現在では、生活環境も価値観も変化しています。
仕事、子育て、親の介護、経済的な問題など、年齢やライフステージによって夫婦が抱える悩みも変わります。
だからこそ、昔と同じ関係を維持しようとするのではなく、今の二人に合った関係を築いていくことが大切です。
若い頃のように頻繁に出かけなくてもいい。
毎日長い時間を一緒に過ごさなくてもいい。
お互いの存在を当たり前だと思わず、感謝を伝え、必要なときには支え合う。
そんな関係が、長く続く夫婦の理想なのではないでしょうか。
50代半ば、がむしゃらに働く時期を卒業して
50代半ばになると、残りの人生、つまり健康寿命の時間を、有意義に幸せに過ごしたいと考えるようになりました。
子どもたちが大人になり、家の大黒柱としての任務にもゴールが見えています。
がむしゃらに働く時期は卒業して、これからは奥さんと楽しい生活を楽しみたい。
それが、いまの私の正直な気持ちです。
Audible版で聴くなら、どこから聴くか
Audible版は4時間32分で、はじめに、6つの章、おわりにでできています。
各章は、漫画、相談の事例(CASE)、解説の順に進みます。
- まず全体像をつかみたいなら。
第1章の「解説① 夫婦の問題は3つの階層に分かれている」から。
2分ほどで聴けます。 - 会話のすれ違いに悩んでいるなら。
第2章の「いつもケンカになる夫婦の会話にウンザリする夫」から。 - 自分ばかり我慢していると感じるなら。
第3章の「自分の居場所を確保する」から。
1日30分ずつなら、9日ほどで聴き終わります。
家事や散歩の時間に1つずつ聴くのも、無理のない方法です。
『夫は、妻は、わかってない。-夫婦リカバリーの作法-』 安東秀海(ワニブックス)
- 著者
- 安東秀海(夫婦のカウンセリングを長く続け、延べ2000人以上の話を聞いてきたカウンセラー)
- 出版
- ワニブックス/2023年7月21日/232ページ
- 内容
- 不倫、借金、セックスレス、「夫が嫌いになった」といった感情の悩みまで、カウンセリングの事例をもとに夫婦の向き合い方をまとめた本
- 形式
- 単行本/Kindle版/Audible版
- Audible版
- ナレーター:蒼木智大、野崎千華/4時間32分/2023年11月2日配信
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耳で読むなら、Audible版
Audible版は、蒼木智大さんと野崎千華さんの2人のナレーターが読んでいます。
2026年11月6日時点で、Audibleの聴き放題の対象になっています。
対象は時期によって変わるので、リンク先で確認してください。
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無料体験の期間と条件は、変わることがあります。
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作品の内容は、Audible公式の作品ページでも確認できます。
よくある質問
Q. 夫婦円満の一番の秘訣は何ですか?
相手を尊重し、感謝や思いやりを日常的に伝えることです。
相手を変えようとする前に、自分の接し方を見直すことも大切です。
Q. 夫婦ゲンカを減らすにはどうすればいいですか?
イライラしたときに、感情をそのままぶつけないことです。
一度冷静になり、相手の話を最後まで聞く習慣を身につけましょう。
Q. 夫婦で趣味が違っても問題ありませんか?
問題ありません。
お互いの趣味や価値観を尊重し、一人の時間も大切にすることで、無理のない関係を築けます。
Q. 夫婦関係を改善するには何から始めればいいですか?
まずは挨拶や感謝の言葉を増やすことです。
「ありがとう」「お疲れさま」など、小さな言葉から始めてみましょう。
Q. 夫婦関係が悪化した場合でも修復できますか?
お互いに関係を改善したいという意思があれば、修復できる可能性はあります。
問題の背景にある感情と向き合い、必要に応じて専門家のサポートを受けることも大切です。
Q. 『夫は、妻は、わかってない。』はAudibleで聴けますか?
聴けます。
Audible版は4時間32分で、2026年11月6日時点で聴き放題の対象です。
対象は時期によって変わるので、リンク先で確認してください。
まとめ|夫婦円満の秘訣は、日々の小さな思いやり
安東秀海さんの『夫は、妻は、わかってない。-夫婦リカバリーの作法-』は、夫婦関係に悩んでいる人だけでなく、今の関係を大切にしたい人にも読んでほしい一冊です。
今回、私が特に大切だと感じたことを整理します。
この記事のまとめ
- 感情は伝染する。
自分の機嫌を整え、穏やかに接する。 - 相手を尊重する。
趣味や価値観の違いを認め、干渉しすぎない。 - 思いやりを忘れない。
見返りを求めず、感謝と傾聴を大切にする。 - 自分の心と向き合う。
相手を変える前に、自分の接し方を振り返る。
夫婦円満に、特別な才能や高価なプレゼントは必要ありません。
毎日の「おはよう」「ありがとう」「お疲れさま」。
そして、相手の話を聞くこと、笑顔で接すること。
そんな何気ない習慣の積み重ねが、夫婦の絆を深めていくのだと思います。
夫婦は、自分自身を研ぎ澄ます砥石。
相手に変わってほしいと思ったときこそ、まず自分の接し方を振り返ってみる。
夫婦は、どちらが正しいかを競う関係ではありません。
お互いを認め合い、支え合いながら、一緒に人生を歩んでいくパートナーです。
これからも、笑顔と感謝を忘れず、夫婦で過ごす時間を大切にしていきたいと思います。
※この記事は、『夫は、妻は、わかってない。-夫婦リカバリーの作法-』(安東秀海著、ワニブックス)を読んだ筆者の感想と要約です。
章や節の題名は、Audible版の章情報から引用しています。
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朝食、皿洗い、公園での会話など、夫婦の毎日の場面が浮かぶ写真を選びました。
人物が写る写真は、日本の方が写っているものにしています。
どの写真も、筆者の家族ではありません。
図解5点は、筆者の原稿と本の章立てから作った
図1、図3、図4は、この記事のもとになった筆者の原稿を図にしました。
図2はAudible版の解説の題名をもとに、図5は章ごとの再生時間から計算して作っています。
夫婦の写真を残したり、1枚にまとめたりするなら
- 夫婦の写真でカードやアルバムを作りたいなら。
Adobe Expressの無料プランのテンプレートから始められます。 - 写真を本格的に整えたいなら。
PhotoshopやLightroomが入ったCreative Cloudが候補です。 - 資料やブログに使える写真を増やしたいなら。
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道具をそろえるより先に、何を誰に残したいのかを決めてから選んでください。
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