心を軽くする
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脱力のすすめの要約|1日5場面で試す「握る・任せる・手放す」と7日間の手順【図解8点】

脱力のすすめの要約のアイキャッチ。1日5場面で握るものを1つだけ決めることを示した図
河合義寛(YoshihiroK)
このページには広告・アフィリエイトリンクを含みます。

仕事も、家族のことも、これからの生活も、自分がなんとかしなければならない。

そう思って動き続けるほど、思いどおりに進まないときの疲れは大きくなります。

小林正観さんの『脱力のすすめ―「おまかせ」で生きる幸せ論』は、その力みを見直すきっかけになる一冊です。

この記事は、脱力のすすめの要約です。

本の内容を並べるだけでなく、日常のどの場面で何をするか、というところまで落としました。

結論から書きます。

「脱力」を日常で試すときは、何もしないと決めるのではなく、次の3つに分けます。

  • 自分で握ること
    今日の行動、伝える言葉、休む判断です。
  • 人に任せること
    やり方、役割分担、助けてもらう範囲です。
  • 結果として手放すこと
    相手の反応、過ぎたこと、すぐには出ない成果です。

そのうえで、1日を5つの場面に分けて、それぞれで握るものを1つだけ決めます。

朝の支度、通勤と移動、仕事中、帰宅後、寝る前の5つです。

朝の光が入る窓辺で伸びをする人。脱力のすすめの要約で紹介する朝の場面
力を抜くことは、何もしないことではありません。
握る範囲を選び直すことです。

この記事の対象と、読んだあとの状態

対象は、頑張り方を変えたい40代から60代の方です。

読み終えたときに、明日の朝から何をするかが1つ決まっている状態を目指しています。

本書やオーディオブックの代わりになる詳しい再現ではありません。

各章の具体例と語りのニュアンスは、原著かAudible版でご確認ください。

本記事は河合義寛本人の全編聴取レビューではありません。

体の側から力を抜く方法もあります

合氣道の師範が書いた『力を抜く練習』を、同じテーマで要約しました。

こちらは姿勢と呼吸から入る手順です。

肩の力を抜く方法は2つだけ|「自覚できない力み」に気づいて、長く吐く

案内役のパンダ
こんにちは、案内役のパンダです。
今日のテーマは「脱力のすすめの要約」です。
一緒に見ていきましょう。
メニュー
  1. 今日からできる三分割「握る・任せる・手放す」
  2. 握るか手放すかで迷ったときの3つの質問
  3. 1日を5つの場面に分けて、握るものを1つだけ決める
  4. 仕事、家族、学び直しの3つで分けてみる
  5. 一つの悩みだけで試す7日間
  6. 7日間でつまずきやすい3か所
  7. 任せるとき、そのまま使える言い方
  8. 7日目のあと、次にどこを広げるか
  9. 続けやすさで選ぶと、行動が止まらない
  10. 足りないものより、今日使えるものを数える
  11. 思いどおりにする範囲を小さくする
  12. 「脱力」は責任を手放すことではない
  13. この本が向いている人と、慎重に読んだ方がよい人
  14. 書籍情報と入手先
  15. 紙、Kindle、Audibleをどう選ぶか
  16. 著者の小林正観さんはどんな人か
  17. 補足:Audible版の収録データ
  18. この記事の写真と図解について(Adobe Stock)
  19. よくある質問
  20. あわせて読みたい小林正観さんの本
  21. まとめ:今日、握るのは1つだけ
  22. 参考にした公式情報
  23. 体のほうから見直す関連記事
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今日からできる三分割「握る・任せる・手放す」

脱力のすすめの要約の中心は、この三分割です。

まず、目の前のことを3つに仕分けます。

図2 「握る・任せる・手放す」の三分割 本書の考えを日常で試すための、この記事独自の整理です。 握る 今日の行動 伝える言葉 休む判断 任せる やり方 役割分担 専門家の助け 手放す 相手の反応 すぐの評価 過ぎたこと 握るものを減らすほど、続けられる範囲は広がります。
図2 握る、任せる、手放すの三分割です。
本書の考えを日常で試すための、この記事独自の整理です。
分け方 具体例 今日の判断
自分で握る 約束、安全、伝える言葉、今日の一歩、休む判断 自分で決めて行動する
人に任せる 詳しいやり方、役割分担、専門的な助言、相手の進め方 範囲と期限を合意して任せる
結果として手放す 相手の気持ち、すぐの評価、過ぎたこと、反応の速さ 観察はするが、無理に動かさない

任せるときは、黙って仕事を押しつけるのではありません。

目的、期限、任せる範囲を先に共有します。

手放すときも、数字を見ないという意味ではありません。

確認する日を決めて、その日までは結果をいじり続けないと決めます。

明るいオフィスで打ち合わせをする人たち。脱力のすすめの要約で扱う「任せる」場面
任せるとは、範囲と期限を決めて渡すことです。
丸投げとは別のものです。

握るか手放すかで迷ったときの3つの質問

3つに分けるといっても、実際にはどちらに入れるか迷うものが出ます。

そのときは、次の3つを順番に自分に聞きます。

迷ったときの3つの質問

1.それは、今日の自分の行動で終わりますか。

2.終わったかどうかを、今日中に自分で確認できますか。

3.相手や時間の都合で、結果が変わりますか。

1と2が「はい」なら、握るものです。

1が「いいえ」で、誰かに頼めるなら、任せるものです。

3が「はい」なら、手放すものです。

たとえば「取引先に提案書を送る」は、今日の行動で終わり、送ったかどうかも自分で確認できます。

だからこれは握るものです。

「提案が採用される」は、相手の都合で変わります。

だからこれは手放すものです。

同じ案件でも、握る部分と手放す部分に割れます。

案件ごとではなく、動作ごとに分けるのがこつです。

1日を5つの場面に分けて、握るものを1つだけ決める

ここからが脱力のすすめの要約でいちばん書きたかったところです。

三分割は考え方なので、そのままでは動けません。

そこで、1日を5つの場面に切って、場面ごとに握るものを1つだけ決めます。

図1 1日を5つの場面に分けて、握るものを1つだけ決める 場面ごとに「自分で決められること」を1つ選びます。 残りは観察するだけにして、動かそうとしません。 今日、自分で握る 握りすぎをやめる 朝の支度 今日やる1つを決める 全部やろうとする気持ち 通勤・移動 考える悩みを1つに絞る 返事が来ない相手のこと 仕事中 伝える順番と言葉 その場の賛否 帰宅後 15分休むと決める 終わらなかった分の自責 寝る前 助かった事実を一行書く 明日の心配の先取り
図1 1日を5つの場面に分け、それぞれで握るものを1つだけ決めます。
残りは観察するだけにして、動かそうとしません。

朝の支度は「今日やる1つ」を決める

起きた直後は、その日にやることが全部同時に見えます。

ここで全部を握ろうとすると、動き出す前に疲れます。

握るのは「今日やる1つ」だけにします。

紙でもスマートフォンのメモでもかまいません。

1行書いたら、残りは今日は見ないと決めます。

通勤と移動では、考える悩みを1つに絞る

移動中は、いちばん考えごとが増える時間です。

返事が来ない相手のこと、先週の失敗、来月の予定が順番に浮かびます。

ここでは、考える悩みを1つに絞ります。

そして、その1つについて「自分が今日できることは何か」だけを考えます。

相手がどう思っているかは、いくら考えても分かりません。

仕事中は「伝える順番」までを握る

会議や提案では、準備、伝える順番、確認の質問までは自分で握れます。

その場で全員が賛成することや、相手の機嫌までは握れません。

反応まで動かそうとすると説明が増え、かえって伝わりにくくなります。

言い終えたら、その場の賛否は手放します。

帰宅後は「15分休む」を握る

帰ってすぐ、終わらなかった分を思い出して自分を責める時間が来ます。

ここで握るのは、休むという判断です。

15分と決めて、座るか横になります。

終わらなかった量は、今日はもう動かせません。

寝る前は、助かった事実を一行書く

最後は、今日助かった事実を一行だけ書きます。

大きな感謝を作る必要はありません。

相談に答えてくれた人がいた、予定を一つ断れた、15分休めた、という程度で十分です。

明日の心配の先取りは、ここでは手放します。

この5つを全部やる必要もありません。

いちばん力が入る場面を1つ選んで、そこだけ試すところから始められます。

朝の食卓で笑顔で朝食をとる家族。脱力のすすめの要約で扱う日常の場面
場面を切ると、握るものが小さくなります。
小さいほど、実際に動けます。

仕事、家族、学び直しの3つで分けてみる

仕事では「説明」までを握る

提案が通るかどうかは、相手の事情にも左右されます。

自分で決められるのは、準備の量と、伝える順番と、確認の質問までです。

そこまでやったら、判断は相手に渡します。

家族には「頼み方」を伝える

家族に何かを頼むとき、自分で決められるのは、理由、期限、お願いしたい範囲を伝えるところまでです。

相手が自分と同じ順番や速さで動くとは限りません。

安全や生活上の約束を除いて、やり方まで細かく決めすぎない余地を残します。

学び直しでは「今日の15分」を選ぶ

資格、デザイン、ブログなどの学び直しでは、成果が見えない時期があります。

今日の15分、試す課題、記録する数字は自分で選べます。

他人の成長の速さや、公開直後の反応は手放す領域です。

比べる相手を昨日の自分に戻すと、次に直す一つを決めやすくなります。

自宅のテーブルでパソコンを使って学び直しをする男性。脱力のすすめの要約で扱う学び直しの場面
今日の15分は自分で選べます。
成果が出る時期は選べません。

一つの悩みだけで試す7日間

場面を選んだら、次は期間を区切ります。

脱力のすすめの要約を読んで一つだけ試すなら、ここです。

本書の考えを生活全体へ一気に広げる必要はありません。

繰り返し気になっていることを一つだけ選んで、7日間だけ試します。

図6 一つの悩みだけで試す7日間 本書の考えを生活全体へ一気に広げる必要はありません。 1 1日目 力が入る場面を書く 事実だけを一行で書きます。 2 2日目 握る行動を一つ決める 終わったか分かる形にします。 3 3日目 任せる範囲を一つ決める 目的と期限を先に伝えます。 4 4日目 手放すものを一つ決める 次に見る日時を決めて閉じます。 5 5日目 助かった事実を一つ書く 大きな感謝を作りません。 6 6日目 続けやすい方を選ぶ どちらを選んだか記録します。 7 7日目 続ける・直す・やめる 気分ではなく事実で決めます。
図6 一つの悩みだけを対象にした7日間の手順です。
7日目に、続ける、直す、やめるのどれかを決めます。

1日目は、力が入る場面を一行で書きます。

「返事が遅いと不安になる」「数字を何度も見てしまう」のように、事実だけを書きます。

2日目は、今日自分で決められる最小の行動を一つ選びます。

10分調べる、1通だけ連絡する、15分休むなど、終わったかどうかを確認できる形にします。

3日目は、人、道具、仕組みに任せられる部分を一つ探します。

任せる相手がいる場合は、目的、期限、確認方法を先に合意します。

4日目は、自分では直接決められないものを一つ選んで手放します。

確認が必要な数字は、次に見る日時を決めて閉じます。

5日目は、今日助かった事実を一つだけ記録します。

6日目は、完璧な方法と続けやすい方法のどちらを選んだかを記録します。

7日目に、続けるか、直すか、やめるかを決めます。

気分だけで判断せず、行動できた日数、確認した回数、睡眠や仕事への支障といった事実を見ます。

続けることが正解とは限りません。

合わなければ、小さく直すか、やめます。

ノートにペンで書きこむ手元。脱力のすすめの要約で紹介する7日間の記録
記録は一行で足ります。
7日目に見返すための材料です。

7日間でつまずきやすい3か所

手順どおりに進めても、止まりやすい場所があります。

1.握るものを大きく決めすぎる

「今日中に企画をまとめる」は、握るものとしては大きすぎます。

終わらなかった時点で、失敗の記録になります。

「見出しだけ3つ書く」まで小さくすると、終わったかどうかがはっきりします。

2.手放したはずのものを、何度も見に行く

返事や数字を手放すと決めても、気づくと確認しています。

手放すとは、見ないことではありません。

次に見る日時を決めて、その時刻までは開かないということです。

スマートフォンの通知を切るだけでも、確認の回数は減ります。

3.5日目の「助かった事実」が書けない

感謝を書こうとすると手が止まります。

感謝ではなく、事実を書きます。

「電車が座れた」「同僚が資料を先に送ってくれた」で十分です。

評価を付けずに、起きたことだけを書きます。

この3つを先に知っておくと、7日目まで届きやすくなります。

任せるとき、そのまま使える言い方

三分割でいちばん難しいのは、任せるところです。

言い方を間違えると、押しつけに見えます。

迷ったときは、目的、期限、任せる範囲の3つを1文に入れます。

仕事で使う場合

「金曜の会議で使う資料なので、水曜までに数字の部分だけお願いできますか。」

家族に頼む場合

「明日の朝に持っていきたいので、今日中に洗っておいてもらえますか。」

断られてもいい形にする場合

「今週が難しければ来週でもかまいません。」

どれも、やり方までは指定していません。

数字の部分をどう作るか、いつ洗うかは、相手が決めます。

逆に、避けたい言い方も書いておきます。

  • 期限を言わずに頼む
    「時間があるときにお願い」は、相手が判断できません。
    結局こちらが催促することになり、握る量が増えます。
  • やり方まで指定する
    手順を全部決めて渡すのは、任せたことになりません。
    相手の工夫が入らないので、次も同じだけ手がかかります。
  • 頼んだあとに何度も確認する
    確認は、合意した期限の前日に1回で足ります。

この形にすると、任せることが手抜きではなく、範囲を決めて渡す作業になります。

7日目のあと、次にどこを広げるか

7日間で1つの悩みを試したら、次の広げ方は3通りあります。

  1. 同じ場面で、握るものを1つ増やす
    朝の支度がうまくいったなら、朝にもう1つだけ足します。
  2. 別の場面へ移す
    朝がうまくいったら、次は帰宅後だけ試します。
    場面をまたいで一気に広げません。
  3. 同じ場面で、手放す側を1つ増やす
    握る量は変えずに、見に行く回数を減らします。

どれを選んでも、増やすのは1つだけにします。

2つ以上を同時に変えると、うまくいかなかったときにどちらが原因か分からなくなります。

脱力のすすめの要約で書いた手順は、この繰り返しです。

続けやすさで選ぶと、行動が止まらない

本書の第4章のタイトルは「「正しさ」より「楽しさ」」です。

正しい方法を探し続けると、始める前から選択肢が増えすぎることがあります。

失敗しない正解が見つかるまで動けず、正しくできない自分を責めてしまうこともあります。

図4 「どれが完璧か」より「どれなら続くか」 左をやめるという話ではありません。 安全と約束を守ったうえで、選び方の軸を足すという話です。 完璧さで選ぶ 続けやすさで選ぶ 正解が出るまで動かない 小さく始めて様子を見る 一度で仕上げようとする 直す前提で先に出す できない自分を責める 続いた日数を数える 第4章「正しさ」より「楽しさ」を、日常の判断に置き換えた図です。
図4 左をやめるという話ではありません。
安全と約束を守ったうえで、選び方の軸を一つ足すという話です。

役に立つ問いは、「どれが完璧か」ではなく「どれなら無理なく続けられるか」です。

毎日1時間の勉強が3日で止まるなら、15分を7日続けたほうが次の判断材料が手に入ります。

正しさを捨てるのではありません。

安全、契約、約束を守ったうえで、必要以上の完璧さを手放すという考え方です。

公園を犬と散歩するシニア女性。脱力のすすめの要約で扱う続けやすさの場面
完璧な計画より、続いた日数のほうが情報量が多いことがあります。

足りないものより、今日使えるものを数える

50代からの再挑戦では、若さ、時間、肩書き、収入など、以前より減ったものへ目が向きやすくなります。

図5 足りないものと、すでに使えるもの どちらか一方だけを見ると、次の一歩が決めにくくなります。 減ったもの すでに使えるもの 若さと体力 30年ぶんの経験 会社の肩書き 相談できる相手 安定した収入 今日の30分 両方を並べると、今日できることが具体的になります。
図5 どちらか一方だけを見ると、次の一歩が決めにくくなります。
両方を並べると、今日できることが具体的になります。

一方で、これまでの経験、助けを求められる人、今日使える30分は、次の一歩に使える資産です。

感謝を、無理に前向きになる作業へ変える必要はありません。

寝る前の一行が、そのまま「今日使えたもの」の記録になります。

朝の光を受ける緑の葉。脱力のすすめの要約で扱う「今あるものを数える」のイメージ
減ったものと、今日使えるもの。
両方を並べると次が決まります。

思いどおりにする範囲を小さくする

ここまでの行動に共通しているのは、範囲を絞るという一点です。

目標を持つことや、準備することが悪いわけではありません。

苦しくなりやすいのは、自分の行動だけでなく、相手の反応や結果まで動かそうとするときです。

図3 思いどおりにする範囲を小さくする 左が力んでいる状態、右が範囲を絞った状態です。 力んでいるとき 相手の反応も 結果も全部 → 範囲を絞ったとき 今日の 行動だけ 外側の点線は、観察はするが動かそうとしない範囲です。
図3 握る範囲を絞ると、同じ一日でも力の入れどころが変わります。
外側の点線は、観察はするが動かそうとしない範囲です。

仕事で丁寧に説明することは、自分で決められます。

しかし、相手がその場で納得するかどうかまでは決められません。

本稿では、この違いを「行動は握る。反応と結果は握りすぎない」と言い換えています。

これは本書の用語ではなく、日常で試しやすくするための独自の整理です。

朝日が差す山へ向かって扉を開ける手。脱力のすすめの要約で扱う「おまかせ」のイメージ
外側は観察するだけにします。
握るのは扉を開ける今日の一歩です。

「脱力」は責任を手放すことではない

版元の紹介文には、「がんばらなくても、努力しなくても、幸せにはなれます」という強い表現があります。

この一文だけを切り取ると、努力も責任も不要だという意味に見えるかもしれません。

日常へ取り入れるときは、責任の放棄と、握りすぎの見直しを分ける必要があります。

約束、安全確認、相手への連絡は、握る側に残したままにします。

この線を引いておくと、脱力と無責任を混同しにくくなります。

この本が向いている人と、慎重に読んだ方がよい人

向いている人

努力しているのに、相手や結果まで背負って疲れている人。

50代からの仕事や学び直しで、完璧な正解を探し続けている人。

感謝や楽しさという視点を、自分なりに考えてみたい人。

まず今日の行動を1つ決めるところから始めたい人。

慎重に読んだ方がよい人

具体的な業務手順や、科学的な心理療法だけを求めている人。

「おまかせ」を、約束や安全確認をしなくてよい理由にしたい人。

強い不安、落ち込み、睡眠の問題などが続き、日常生活に支障が出ている人。

本書は医療行為や心理療法の代わりではありません。

心身の不調が続く場合は、自己啓発書だけで解決しようとせず、医療機関や公的な相談窓口へご相談ください。

書籍情報と入手先

脱力のすすめ―「おまかせ」で生きる幸せ論

小林正観/イースト・プレス/2010年9月16日/244ページ/ISBN 9784781604640

版元の公式ページには、全8章の詳しい目次が掲載されています。

定価は版元の公式ページで1,572円(本体1,429円+税10%)と記載されています。

実売価格は変動するので、購入前にリンク先でご確認ください。

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単行本をAmazonで見る(PR) Kindle版をAmazonで見る(PR)

耳で読みたい方へ(Audible版)

再生時間は3時間33分、ナレーターは西村不二人さんです。

商品ページの表記は人によるナレーションで、デジタルボイスではありません。

執筆時点では聴き放題の対象でしたが、対象作品は入れ替わるのでリンク先で確認してください。

Audible版を見る(PR)

※上記はアフィリエイトリンクです。

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

紙、Kindle、Audibleをどう選ぶか

形式 向いている人 確認したい点
Audible 通勤、家事、散歩の時間に耳で全体をつかみたい 3時間33分。
聴き放題の対象状況はリンク先で確認
Kindle 気になった言葉を戻りながら読みたい 価格、対応端末、読み放題の対象は販売画面で確認
単行本 ページを行き来し、書き込みながら読みたい 244ページ。
在庫と価格は購入時に確認

脱力のすすめの要約を読んだあと、どの形式を選ぶか迷ったときの目安を書いておきます。

まず通して知りたいならAudible、あとで探して読み返すなら紙かKindleです。

Audibleの無料体験は、すべての人へ一律に適用されるわけではありません。

対象者に表示される場合があり、体験終了後は月額プランへ自動更新されると公式ヘルプに案内されています。

窓辺のテーブルに置かれた本とコーヒー。脱力のすすめの要約で紹介する読書の場面
244ページの単行本です。
耳で聴くなら3時間33分です。

著者の小林正観さんはどんな人か

小林正観さんは1948年に東京で生まれ、2011年に亡くなった心学研究家です。

版元の著者紹介によれば、中央大学法学部を卒業し、心理学、教育学、社会学の博士号を持っています。

学生時代から人間の潜在能力や超常現象に関心を持ち、独自の研究を続けた人でした。

ここが本書を読むうえで大事な点です。

本書は書き下ろしの理論書ではなく、全国の講演から選ばれた話をまとめたものです。

だから章の中は、論証の積み上げではなく、事例と言い換えの連続になります。

読んでいて話が飛ぶように感じるとしたら、それは元が話し言葉だからです。

行動に落とすときは、事例をそのまま真似るのではなく、自分の場面に置き換えるほうが早くなります。

補足:Audible版の収録データ

ここからは脱力のすすめの要約の補足です。

行動には直接関係しませんが、耳で聴くかどうかを決める材料になるので載せておきます。

Audibleのクラウドプレーヤーが読み込んでいる章情報を取得し、各トラックの長さを書き出しました。

合計は3時間33分19秒で、商品ページの表記と一致しました。

図7 Audible版の収録パートごとの長さ(補足データ) 合計は3時間33分19秒です。 緑は第8章「感謝」の2トラックです。 はじめに 6分35秒 プロローグ 16分30秒 第1章 おまかせ 29分09秒 第2章 思い 24分36秒 第3章 意識と現象 21分29秒 第4章 正しさより楽しさ 22分57秒 第5章 喜ばれる存在 17分01秒 第6章 楽しく生きる 20分54秒 第7章 ほめる 21分15秒 第8章 感謝【1】 16分11秒 第8章 感謝【2】 16分44秒
図7 Audible版の収録パートごとの長さです。
緑は第8章「感謝」の2トラックです。

分かったことを3つだけ書きます。

  • 第8章「感謝」だけが2トラックに分かれている
    合計32分55秒で、収録された10のパートのなかで最長でした。
  • あとがきもエピローグも収録されていない
    収録は「はじめに」から第8章までで終わります。
  • 本編8章は3時間10分15秒、1章あたり23分47秒
    通勤の往復で1日2章という配分が収まります。

版元の公開目次から節を数えると、本編8章で合計42節ありました。

章の長さを節の数で割ると、1節あたりの時間が出ます。

図8 1節あたりの時間(補足データ) 章の長さを、版元が公開している目次の節数で割った推計です。 音声の区切りは章単位なので、節ごとの実測ではありません。 第1章「おまかせ」で生きる 6節 4分51秒 第2章「思い」をもたない幸せ 5節 4分55秒 第3章「意識」と「現象」の法則 4節 5分22秒 第4章「正しさ」より「楽しさ」 6節 3分49秒 第5章「喜ばれる存在」として生きる 4節 4分15秒 第6章「楽しく」生きる方法論 5節 4分11秒 第7章 ただ「ほめる」だけでいい 5節 4分15秒 第8章 人は「感謝」だけで生きられる 6節 5分29秒
図8 章の長さを、版元の目次から数えた節数で割った推計です。
音声の区切りは章単位なので、節ごとの実測ではありません。

いちばん長いのは第8章の5分29秒、いちばん短いのは第4章の3分49秒でした。

本のタイトルは「脱力」ですが、収録時間の重心は「感謝」に置かれている、と読むことができます。

この数字の弱いところ

節の数は版元が公開している目次から数えたものです。

音声側の区切りは章単位なので、1節あたりの時間は割り算による推計です。

章ごとの傾向を比べる目安として読んでください。

電車の座席でイヤホンを使って音声を聴く人。脱力のすすめの要約で扱うAudible版
通勤の往復で1日2章という配分が収まります。

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図7と図8は、取得した数値をもとに自分で作った図解です。

この記事の写真と図解について(Adobe Stock)

写真10点はすべてAdobe Stockの無料素材

この記事で使っている写真10点は、すべてAdobe Stockの無料素材です。

書評記事は文字だけになりがちですが、写真が1枚入るだけで読み進めやすさが変わります。

写真の質が、そのまま記事の説得力になると感じています。

ただし、無料の範囲だけで探していると必ず壁に当たります。

今回も「日本の家庭で朝食をとる家族」を探しましたが、無料枠では条件に合う素材がほとんど見つかりませんでした。

日本人が写っている素材や、狙った構図の素材は、無料枠では数が足りません。

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図解8点は自分で作っている

本文の図解8点は、すべて自分で作りました。

図に落とす作業は、理解の抜け漏れを見つける検査になります。

図1の「1日5場面」も、書いてみて初めて、帰宅後だけ握るものが行動ではなく判断だと気づきました。

文章で要約を書いているだけでは、そこまで見えませんでした。

図解やアイキャッチを本格的に作るなら、IllustratorやPhotoshopが入っているプランが結局は早道です。

自分もAfter Effectsで和柄の動画を作るようになってから、記事の幅が広がりました。

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50代から始めるなら、どこから手をつけるか

ここは判断材料として書いておきます。

脱力のすすめの要約を書くにあたって使った道具の話です。

  • 写真だけ欲しい人
    Adobe Stock 単体で十分です。
    記事に写真を入れたいだけなら、これ以上は要りません。
  • 図解やアイキャッチまで自分で作りたい人
    Creative Cloud のプランになります。
    IllustratorとPhotoshopが両方使えるので、作れるものが一段増えます。
  • まず手を動かしてみたい人
    Adobe Express が入口として軽いです。
    ブラウザだけで動くので、道具を揃える前に試せます。

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最後にひとつ、釘を刺しておきます。

道具を買っただけでは、何も変わりません。

自分は以前、ウェブデザインのオンラインスクールに通いましたが、1円も稼げませんでした。

作りたいものを先に決めてから道具を選ぶ、という順番でないと続きません。

これは本書の第4章そのものです。

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よくある質問

『脱力のすすめ』はどんな内容ですか

脱力のすすめの要約としてまとめると、思いどおりにしようとすることと悩みの関係、今の幸せへの気づき、感謝、楽しさなどを扱う人生論です。

全8章に「はじめに」と「プロローグ」が付く構成です。

今日から何をすればいいですか

1日を5つの場面に分けて、いちばん力が入る場面を1つ選びます。

その場面で握るものを1つだけ決めて、7日間だけ試します。

努力を全部やめるという意味ですか

版元の紹介文には、努力やがんばりを手放す強い表現があります。

本稿では責任放棄と混同しないため、握る、任せる、手放すの3つに分けて読む方法を提案しています。

Audible版はどれくらいの長さですか

商品ページの表記は3時間33分で、章情報を合計すると3時間33分19秒でした。

全11トラックで、ナレーターは西村不二人さんです。

Kindle版はありますか

単行本、Kindle版、Audible版の3つがあります。

それぞれ別の商品ページなので、この記事の書籍情報ボックスからご確認ください。

あとがきは収録されていますか

収録されていません。

Audible版の収録は第8章の2本目で終わります。

あわせて読みたい小林正観さんの本

案内役のパンダ
ここまでの要点は、まとめで振り返れますよ。

まとめ:今日、握るのは1つだけ

脱力のすすめの要約の要点をまとめます。

  1. 目の前のことを、握る、任せる、手放すの3つに分ける。
  2. 1日を5つの場面に切って、場面ごとに握るものを1つだけ決める。
    朝の支度、通勤と移動、仕事中、帰宅後、寝る前です。
  3. いちばん力が入る場面を1つ選び、7日間だけ試す。
  4. 7日目に、続けるか、直すか、やめるかを事実で決める。
  5. 正しさだけでなく、続けやすさも選択の軸に入れる。

「脱力」を、何もしない理由にする必要はありません。

今日の行動は自分で握り、やり方は必要に応じて任せ、相手の反応やすぐの結果は握りすぎない。

まずは明日の朝、今日やる1つを決めるところから試してみてください。

脱力のすすめの要約まとめカード。握る・任せる・手放すの三分割と、1日5場面で握るものを一覧にした図
保存用のまとめカードです。
三分割と、1日5場面で握るものをまとめました。

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参考にした公式情報

この記事の作り方について

1日5場面の分け方と7日間の手順は、本書の考えを日常で試すための独自の整理です。

本書そのものにこの区分が書かれているわけではありません。

各章の中身の説明は、版元とAudibleの公開情報をもとに自分の言葉で書き直しています。

収録時間と章の構成は、Audibleが配信している章情報を取得して実測しました。

図解と文章の作成にはAIを補助として使い、数値の確認と最終的な判断は自分で行っています。

情報は2026年9月8日に確認しました。

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案内役の黒猫

Instagramでは、図解を週3本出しています。

50代からのAdobeのコツと、心を軽くする本の1行を、黒猫が1分で案内します。

保存して、明日そのまま試せる形にしています。

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河合義寛(YoshihiroK)
河合義寛(YoshihiroK)
「Re:じぶん再起動ノート」運営者
こんにちは、河合義寛(YoshihiroK)です。53歳で早期退職し、54歳のいまはAdobeとブログで人生を再起動中。医療業界30年の営業経験を土台に、50代からの学び直し・デザイン副業・ブログ収益化のリアルを実体験で発信しています。「今からでも遅くない」そんな再スタートを応援するブログです。
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