Fireflyで画像から動画生成するやり方|写真1枚を5秒動画に、4本作って比べた指示文のコツ

Adobe Fireflyの画像から動画生成を使うと、写真1枚が5秒の動画になります。
湖に霧が流れる、葉が風で揺れる、といった動きを日本語で書くだけです。
この記事では、紅葉と富士山の写真1枚から、指示文と設定を変えて動画を4本作り、どう変わるかを比べました。
今回はFireflyで、
写真を動画にします。
結論:画像から動画生成は4ステップ、指示文は具体的に
この記事の結論
- モデルを選ぶ:初期設定はGoogleの「Veo 3.1」。
アドビの「Firefly Video」に切り替える。 - 写真を入れる:フレームの「最初の」に写真を入れる。
- 動きを書く:場所、動くもの、動き方、動かさないもの、カメラを日本語で書く。
- 生成する:試すうちは540p(100クレジット)。
1080pは500クレジット。
湖の上に霧が広がりました。
この記事を読んだら、手元の写真を1枚選び、Fireflyで5秒の動画にしてみてください。
霧、湯気、水面、葉のように「もともと動くもの」が写っている写真ほど、うまくいきます。
操作の録画と、できた動画4本
まず、この記事のためにFireflyのweb版で操作した様子です。
操作は2倍速、生成を待つ時間は6〜10倍速にしています。
できた4本の結果をまとめると、次のとおりです。
| 試したこと | 結果 | 生成時間 |
|---|---|---|
| 1本目:基本の指示文 | 霧が湖の上に広がった。 富士山と空は止まったまま。 |
約18秒 |
| 2本目:ズームインを追加 | 紅葉の下をくぐるように前へ進んだ。 富士山はあまり大きくならない。 |
約52秒 |
| 3本目:「いい感じに動かして」 | 湖面が少し揺れる程度。 ほぼ写真のまま。 |
約45秒 |
| 4本目:縦長(9:16) | 写真の中央が切り抜かれて縦長に。 霧も出た。 |
約35秒 |
生成にかかった時間は、18秒から52秒でした。
同じ540pの5秒動画でも、混み具合によって待ち時間は変わるようです。
元にした写真と、使ったFireflyの画面
写真は、Adobe Stockの無料素材から、河口湖の紅葉と富士山の1枚を使いました。
霧が流れる、湖面が揺れる、葉が揺れる、と動かせる場所が多い写真を選んでいます。
操作したのは、2026年10月18日時点のFirefly web版です。
トップページの「画像から動画を生成する。」から、動画の生成画面に入れます。
左が設定、下が指示文の欄、右下が生成ボタンです。
手順1:モデルを「Firefly Video」に切り替える
動画の生成画面を開いたら、最初に左上の「モデル」を見てください。
この記事の操作では、初期設定がGoogleの「Veo 3.1」になっていました。
一覧の上が「アドビモデル」、下が「パートナーモデル(他社が作成したモデル)」です。
アドビモデルの「Firefly Video」には「商用利用可能」と書かれています。
いちばん上の「Firefly Video」を選びます。
パートナーモデルは、消費クレジットも利用の条件もモデルごとに違います。
仕事やブログで使う動画なら、まずFirefly Videoで試すのが安心です。
前回の選択が残るとは限りません。
手順2:写真をフレームの「最初の」に入れる
左の「フレーム」にある「最初の」をクリックします。
写真の取り込み元として「デバイス」「アドビクラウドストレージ」「Adobe Stock」が出ます。
写真を入れると、その写真が動画の1コマ目になります。
隣の「最後の」にも写真を入れると、2枚の間をつなぐ動画になります。
写真を入れると、ショットサイズやカメラアングル、スタイルの項目が消えました。
画面には「フレームの使用中は、フレームをサポートしていない一部の項目が非表示になります」と出ます。
写真から作るときに使えるカメラの設定は、「動き」だけです。
手順3:動きを日本語で書く
画面の下の「プロンプト」に、動画でどう動いてほしいかを書きます。
1本目は、次の文にしました。
早朝の河口湖。
白い霧が湖の上をゆっくり右へ流れ、湖面に小さなさざ波が立つ。
手前の紅葉の枝がそよ風でかすかに揺れる。
富士山と空は動かさない。
カメラは固定。
書くことは5つに分けると迷いません。
赤の「動かさないもの」を書くと、残したい部分が崩れにくくなります。
「動かさないもの」を書くのがコツです。
1本目では、富士山も空も最後まで形が崩れませんでした。
手順4:解像度を確かめて「生成」を押す
生成ボタンの左に、使うクレジットが表示されます。
解像度を変えながら確認したところ、5秒の動画1本で次のとおりでした。
右は、月2,000クレジットのプランで作れる本数の計算です。
1080pは540pの5倍のクレジットを使います。
構図や動きを決めるまでは540pで試し、使う1本が決まってから高い解像度で作り直すと、クレジットの無駄が減ります。
生成中は「動画を生成中」の画面になります。
画面の案内によると、タブを閉じると生成中の動画を失うことがあるので、終わるまで開いたままにしておきます。
4本作って比べた結果
1本目:基本の指示文で、霧が流れた
元の写真にはほとんど無かった霧が、湖の上に広がりました。
富士山と空は止まったままで、指示どおりです。
ただし、指示は「霧が右へ流れる」でしたが、実際は湖の奥から霧が湧いてくる動きでした。
方向まで思いどおりにするのは難しいと考えておきましょう。
2本目:ズームインで、紅葉の下をくぐった
左の「カメラ」の「動き」から「ズームイン」を選び、指示文の最後を「カメラは富士山に向かってゆっくり前へ進む」に変えました。
ズームイン、ズームアウト、左右の移動、チルト、カメラ静止、手持ちがあります。
手前の紅葉が上へ抜けていきます。
手前の紅葉が上へ抜け、枝の下をくぐって前へ進むような動きになりました。
一方で、富士山はほとんど大きくなりませんでした。
遠くの山に寄りたいときは、5秒では足りないのかもしれません。
手前のものをくぐる動きは、写真に奥行きが出るので向いています。
3本目:「いい感じに動かして」は、ほぼ動かない
失敗例も試しました。
指示文を「いい感じに動かして」だけにして、カメラの動きも外しています。
ほとんど違いがありません。
湖面がわずかに揺れる程度で、ほぼ写真のままでした。
それでも100クレジットは同じだけ減ります。
何をどう動かすかを書かないと、Fireflyは控えめに動かすようです。
5つの型のうち、せめて「動くもの」と「動き方」は書きましょう。
100クレジットで
ほぼ写真が届きます。
4本目:縦長(9:16)は、写真の中央を切り抜く
SNSのリールやショート動画用に、左の「縦横比」を「縦長(9:16)」に変えて、1本目と同じ指示文で作りました。
横長の写真の中央が切り抜かれて、縦長の動画になりました。
左右にあった紅葉や町並みは入りません。
縦長にしたいときは、主役が写真の真ん中にある写真を選ぶか、先に縦長の写真を用意すると安心です。
消費クレジットは横長と同じ100でした。
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うまくいかないときの直し方
ほとんど動かないとき
指示文に「動くもの」と「動き方」が入っているか確かめます。
「ゆっくり」「かすかに」のような強さの言葉も足すと、思ったものに近づきます。
残したいものが崩れるとき
人の顔や建物、看板の文字などが崩れるときは、「動かさない」と書き足します。
それでも崩れる写真は、動かす範囲が広すぎるので、動くものを1つに絞ります。
思った方向に動かないとき
1本目の霧のように、向きまでは指示どおりにならないことがあります。
カメラの「動き」で向きを指定するか、同じ指示文で何本か作って選ぶ前提で使います。
生成ボタンが押せない・作れないとき
写真の形式はJPEGかPNGです。
クレジットが足りないときも生成できないので、右上のクレジット表示や、生成ボタンの横の数字を確かめてください。
作った動画をSNSやブログで使う前に
Fireflyの画面内には、限定公開ベータの機能で作った動画をSNS等で公開する場合は、先にアドビのレビューに送るよう求める案内文が含まれていました。
どの機能が対象かは画面上で確かめられなかったので、公開する前に、ダウンロード時に出る表示を確認してください。
また、Fireflyで作った動画をInstagramなどに載せるときは、各SNSのAIラベルの設定もあわせて確認しておきましょう。
Fireflyで作った画像や動画には、作成に使ったことを示す情報(コンテンツクレデンシャル)が付く場合があります。
動画にしやすい写真
向いている写真
- もともと動くものが写っている:霧、湯気、水面、雲、葉、髪、炎。
- 主役がはっきりしている:動かすものが1つに決まる。
- 手前と奥がある:ズームインで奥行きが出る。
逆に、文字が大きく入った写真や、細かい人の顔が並ぶ写真は、動かすと崩れやすくなります。
まずは風景か、コーヒーの湯気のような小物の写真から始めると失敗が少なくて済みます。
よくある質問
Q. Fireflyの動画生成は無料でできますか?
Fireflyはプランに入らなくても、1日の回数の範囲で動画を生成できます。
回数や条件は変わることがあるので、Firefly公式の「プランを比較」で確かめてください。
Q. 何秒の動画が作れますか?
この記事の操作では、Firefly Videoの長さは5秒でした。
24コマ毎秒で、540pなら960×540の動画です。
Q. 音も付きますか?
Firefly Videoで作った4本は、どれも音声なしでした。
音を付けたいときは、Fireflyの効果音の生成で作って、動画編集ソフトで重ねます。
Q. 作った動画は商用で使えますか?
モデルの一覧で、Firefly Videoには「商用利用可能」と表示されています。
パートナーモデルは条件がモデルごとに違うので、使う前に確認してください。
Q. 最初と最後の2枚を指定するとどうなりますか?
2枚の写真の間をつなぐ動画になります。
この記事では最初の1枚だけで試しました。
関連する記事
Fireflyでできることの全体は、Adobe Fireflyでできることを6つ試したページで紹介しています。
写真に足したり広げたりする操作は、Photoshopの生成塗りつぶしの使い方が近い内容です。
Fireflyで作った画像をAdobe Stockに出す話は、Adobe Stockのコントリビューター登録と売り方にまとめました。
使った写真はAdobe Stockの素材ページで見られます。
Firefly全体の説明はAdobe Firefly公式ページにあります。
Fireflyで動画を作るなら、まず無料の範囲から
動画は、画像よりもクレジットを多く使います。
540pの5秒動画で100クレジットなので、毎月2,000クレジットのプランなら20本、1080pなら4本です。
週に何本も作るなら有料プランを、たまに試すだけなら無料の範囲で十分です。
料金や内容は変わることがあるので、必ずリンク先の公式ページで確かめてください。
ただ、ツールを契約しただけでは何も変わりません。
筆者自身、WEBデザインのオンラインスクールに通ったものの、作りたいものが決まっていなかったので1円も稼げませんでした。
まずは手元の写真1枚を、5秒の動画にするところから始めてみてください。
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PhotoshopやPremiereも一緒に使うなら、Creative Cloud Proのほうがまとまります。
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無料体験のあとに課金されないよう止める手順は、Adobe無料体験の解約方法とやり方にまとめています。
まとめ:画像から動画生成は、具体的な指示文と540pの試し打ちで
Fireflyの画像から動画生成で押さえることは4つです。
モデルをFirefly Videoに切り替える。
写真をフレームの「最初の」に入れる。
動きを「場所、動くもの、動き方、動かさないもの、カメラ」で書く。
540pで試してから、使う1本だけ高い解像度で作る。
あいまいな指示では、ほとんど動きません。
動かしたいものを1つ決めて、その動き方を書くところから始めてみてください。
この記事の動画と画像について
動画は、Adobe Stockの無料素材の写真1枚から、2026年10月18日にAdobe Firefly web版のFirefly Video(540p・5秒)で生成したものです。
4本で400クレジットを使いました。
スクリーンショットと操作録画は、そのときのFireflyの画面です。
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