After Effectsで市松模様を作る方法|15秒で回転・色変化・風演出
After Effectsで市松模様を作る方法は、最初から大量の四角を手作業で並べる必要はありません。この記事では、100pxの正方形1つをリピーターで全画面へ広げ、濃い緑・藍色・紅色へ変化させながら360度回転し、最後は左からの風で舞い散る15秒アニメーションの作り方を解説します。
完成動画と実際に使った設定値をもとに説明します。追加プラグインや有料素材は使いません。
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最初に15秒の完成動画を確認
四角が現れ、濃い緑から藍色、紅色へ変化します。最後は左から風が吹き、規則正しく並んでいた四角が右上へ舞い上がりながら消える構成です。
今回作る市松模様の完成仕様
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| 画面 | 1920×1080 |
| フレームレート | 30fps |
| 長さ | 15秒 |
| 背景 | 温かいアイボリー #F4F1E8 |
| 色 | 濃い緑 #0B3D2E → 藍色 #165E83 → 紅色 #B1063A |
| 回転 | 各ブロックが360度を4回 |
| 終わり方 | 11.5秒から左風で散乱し、14.82秒までに消失 |
| 音声 | なし |

STEP1:全画面の市松模様を作る
1-1.コンポジションを設定する
- 幅:1920px
- 高さ:1080px
- フレームレート:30fps
- デュレーション:15秒
- 背景色:#F4F1E8
1-2.100pxの正方形を1つ作る
シェイプレイヤーを追加し、長方形パスのサイズを「100, 100」にします。回転の中心がずれないよう、アンカーポイントが正方形の中央にあることを確認します。
1-3.2つのリピーターで互い違いに並べる
- 同じグループ内へ1つ目のリピーターを追加し、コピー数を17、位置を「200, 0」にします。
- 外側へ2つ目のリピーターを追加し、コピー数を12、位置を「100, 100」にします。
- シェイプレイヤーの位置を「-1050, 50」にして、回転中も画面端が欠けない余白を確保します。
1行ごとに100pxずれるため、正方形と空白が交互に並ぶ市松模様になります。
STEP2:ブロックが現れる動きを作る
正方形のグループへ「パスのオフセット」を追加し、量へ次のキーフレームを設定します。
| 時間 | パスのオフセット量 |
|---|---|
| 0.00秒 | -50 |
| 0.18秒 | -50 |
| 1.00秒 | 3 |
| 1.25秒 | 0 |
4つのキーフレームを選んでF9でイージーイーズを適用します。1.00秒で少し行き過ぎ、1.25秒で戻るため、機械的すぎない出現になります。
STEP3:360度回転と3色の変化を設定する
| 時間 | 回転値 | 色・画面の動き |
|---|---|---|
| 1.00秒 | 0° | 濃い緑 #0B3D2E |
| 4.50秒 | 360° | 1回目の回転後、藍色へ |
| 8.00秒 | 720° | 2回目の回転後、紅色へ |
| 11.50秒 | 1080° | 3回目の回転後、紅色のまま風を開始 |
| 15.00秒 | 1440° | 4回目の回転中にフェードして消える |
色の境目は4.42〜4.58秒と7.92〜8.08秒に短い補間を入れ、急に切り替わる印象を抑えています。
ここを間違えない
回転はシェイプレイヤー全体ではなく、正方形グループの「トランスフォーム:グループ」に設定します。レイヤー全体を回すと、市松模様が1枚の板のように回ってしまいます。
After Effectsをこれから使う人は、必要なアプリが含まれるプランを確認してから選ぶと迷いにくくなります。すでに利用中の人は、新たに契約する必要はありません。
STEP4:左からの風で四角を舞い散らせる
11.50秒で元の市松模様を非表示にし、同じ位置へ並べた個別ブロックのプリコンポへ切り替えます。四角を別レイヤーにすることで、位置・回転・大きさ・消える速さに差を付けられます。

| プロパティ | 開始 | 終了 |
|---|---|---|
| 位置 | 元の格子位置 | 右へ650〜1270px、上へ300〜860px |
| 回転 | 0° | 交互に+360°/-360° |
| スケール | 100% | 28〜48% |
| 不透明度 | 100% | 0% |
風の開始は左端を最初にします。横位置に応じて最大0.78秒遅らせ、さらに0〜0.10秒の小さな差を加えると、左から右へ突風が進むように見えます。
- 風を強く見せる:終了位置をさらに右上へ遠ざける
- 紙片を軽く見せる:終了スケールを小さくし、回転量を増やす
- 自然に見せる:すべてのブロックを同時に動かさない
STEP5:MP4を書き出して確認する
- 完成コンポジションのワークエリアが0〜15秒になっているか確認します。
- [ファイル]→[書き出し]→[Adobe Media Encoderキューに追加]を選びます。
- 形式をH.264、プリセットをMatch Sourceの高ビットレートを基準に設定します。
- 1920×1080、30fps、15.00秒になっているか確認して書き出します。
公開前チェック
- 1秒までに全画面のブロックが現れる
- 濃い緑・藍色・紅色の順番が正しい
- 各区間で360度回転している
- 風が左から右へ進み、四角が右上へ舞う
- 15秒で画面が空になり、不要なロゴ・音声・字幕がない
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うまくいかないときの確認表
| 症状 | 確認する場所 |
|---|---|
| 画面全体が1枚の板のように回る | レイヤーではなく正方形グループの回転へ設定する |
| 画面端に隙間が出る | 横コピー数とシェイプレイヤー位置を確認する |
| 風が一斉に始まり不自然 | 左端から最大0.78秒の遅れを付ける |
| 最後に四角が残る | 位置・スケール・不透明度の終了点を15秒より前にそろえる |
よくある質問
After Effects初心者でも作れますか?
最初の市松模様は、正方形1つとリピーター2つで作れます。風の場面は個別ブロックへ切り替えるため工程が増えますが、上の数値を1項目ずつ設定すれば確認しながら進められます。
プラグインや有料素材は必要ですか?
必要ありません。この記事の演出はAfter Effectsのシェイプレイヤー、リピーター、キーフレームで作成しています。
色だけ変えることはできますか?
できます。正方形グループ内の塗り色へ設定したキーフレームを変更してください。最初は3色と時間を維持し、色だけ変更すると崩れにくくなります。
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まとめ
市松模様は、100pxの正方形と2つのリピーターで全画面へ展開できます。回転をグループ側へ設定し、色の境目と風の開始を時間で分けることが、15秒を見やすくまとめるポイントです。
まずは完成動画と同じ数値で作り、動きを確認してから色・速さ・散らばり方を変えてみてください。

