中高年の転職活動がもたらす影響|心を整えた5つの習慣
53歳で早期退職し、中高年の転職活動を始めて1か月。書類選考で落ち、最終面接でも落ち、気づけば夜に眠れなくなっていました。足りないのはスキルや経験より先に「心の余力」なのだと痛感した時期です。
この記事では、中高年の転職活動でメンタルが削られていく実際の流れと、立て直すために自分が続けた5つの習慣(早朝ランニング・参拝・掃除・学び直し・睡眠リズム)を、うまくいかなかったことも含めて書きます。同じ状況にいる方が「落ち込むのは自分だけではない」と思えたら幸いです。
中高年の転職活動でストレス発散が必要になる理由
書類選考と最終面接で心が削られる
中高年が好条件の企業にエントリーしても、履歴書・職務経歴書の書類選考で落ち、面接にすらたどり着けません。
管理職の経験はどこでも活かせると考えていましたが、業種が違うだけで不採用になります。
医療業界の営業として長く働いてきましたが、同じ職種の求人でも若い方がどうしても優先されます。
書類選考を通過して面接に進めたのは、新規立ち上げの部署や、定着率に課題のある企業が中心でした。それでも最終候補まで残ることはありましたが、最後は「より若い方」「より年収を抑えられる方」が優先され、不採用となりました。
一次面接を通過し、SPIテストと適性検査を受け、二次面接も通過して、三次面接で不採用。この流れを2回経験しました。
流石に期待感が高かったため、不採用通知は精神的にやられました。
また、本当に働いてみたいと思ってエントリーした医療機器メーカーは、書類選考で全滅でした。
転職活動を始めて1か月で「このままでは無理だ」と考え、業種を絞らず幅広くエントリーする方針に切り替えました。なお、面接そのものの準備については中高年の転職面接で成功するための戦略と準備にまとめています。

不安定な精神状態を整える方法(睡眠と参拝)
眠れない夜との付き合い方
働いていない日々が続くと、時間を持て余すこと自体がストレスになりました。働いていた頃は適度な緊張感と疲労感があり、睡眠が安定していたのだと後になって気づきました。
もし眠れない状態が2週間以上続くようなら、自己流で耐えずに専門家へ相談してください。厚生労働省のこころの耳(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)に、無料で使える相談窓口がまとまっています。自分も一度目を通しておいたことで、「最悪ここに頼ればいい」という逃げ場ができました。
一方で転職活動は、これまでの自分を見つめ直す良い機会にもなりました。
朝5時に起床し、10kmのランニング(LSD=Long Slow Distance)を1kmあたり6分〜6分30秒のペースでゆっくり走る習慣をつけました。
走った先にある神社では、日々を健康に過ごせていることへの感謝を祈るようにしました。以前の自分なら「困った時の神頼み」でしたが、それは本来の祈りではないと学びました。
「困った時の神頼み」は、神仏を頼ること自体を否定するわけではありません。
しかし、普段は信仰心がない人が、苦しい時だけ頼ろうとする姿勢を皮肉る意味合いも含まれています。
願い事をする際は、不浄な願いではなく、みんなのことを願う清浄な願いに変換して祈りが正しいとされています。
参拝した後は、凛とした空気の中で心が浄化される気分となり苦しい転職活動に挑めます。
心の安定とランニングによる程よい疲労感もあって、早寝・早起きが習慣になりました。ストレスと体の反応の関係は眠れなくなるほど面白いストレスの話を読んで整理でき、自分の状態を客観視する助けになりました。

ランニングがもたらす効果と続け方
無理なく継続するには
LSDとはLong Slow Distanceの頭文字を取った略称で、「ゆっくり」「長い時間」「長い距離」を走る練習のことです。きついランニングは継続が難しく、身体への負担が蓄積して故障につながりやすくなります。
LSDは低負荷の有酸素運動であるため、血液循環が良くなり基礎体力UPに繋がります。長い時間を走っている時は脳への血流が良いため、考え事や閃き(ひらめき)などの機会が増え、リラックス効果があるとされています。(精神的ストレス軽減)
集中力や判断力に関わる「前頭葉」、記憶に関わる「海馬」が走ることで活性化する、という話もよく目にします。ただ自分は専門家ではないので、ここは「そう言われている」程度に受け取ってください。実感として確かなのは、走った日の午前中は頭が軽く、求人票を読む集中力が続くという一点だけです。
自分は起床してから、白湯をコップ1杯ゆっくり飲みます(胃の負担を考えて)。
ランニング中は好きな音楽か、Audible(オーディブル/本の朗読)を聴きながら走っています。
これまで本を読む習慣が少なかった自分にとって、耳で学べる方法はちょうど良い入り口になりました。
掃除という家事がもたらすメリット
汚れを落とすと、心も綺麗に
これまで自宅をきちんと掃除するのは、年末の大掃除くらいのものでした。
風水における掃除は、家の中の「気」の流れを良くし、運気を上げるための重要な要素とされています。
掃除によって、ホコリやゴミ、不要な物を処分し、空間を整理することで、良い気が巡りやすくなるとされています。
特に玄関・キッチン・寝室など、運気を左右するとされる場所の掃除に意識を向けることが大切だと、ネットで見た情報には書かれていました。
毎朝、ランニングを終えてからスティック掃除機で各部屋を掃除しています。
日常的に溜まる埃・抜け毛などが除去されると気持ちいいと感じる様になりました。
ホコリやゴミは「邪気」と捉えられており、溜め込むことで運気を下げるとされています。こまめに掃除し、不要な物は処分することで、空間のエネルギーを浄化できます。
床はすべての運気を集める場所とされ、掃除を怠ると悪い運気が堆積すると考えられています。特に玄関の床を毎日掃除することが大切とされています。
風水的な意味づけをどこまで信じるかは人それぞれだと思います。ただ、運気の話を抜きにしても、散らかった部屋にいるより片づいた部屋にいるほうが気分が落ち着くのは確かでした。手を動かしている間は、不採用通知のことを考えずに済むのも大きいです。
日頃から掃除を習慣化し、快適な空間を保つよう心がけたいところです。掃除を人生の立て直しに結びつける考え方は人生を好転させる掃除道にも詳しく、転職活動中の自分にはよく刺さりました。

風水掃除のポイント
玄関:玄関は「気」の入り口であり、清潔に保つことで良い運気を招き入れ、悪い気をシャットアウトできます。玄関に盛り塩を置くことで、厄除けや開運効果が期待できるそうです。
キッチン:金運を左右する場所とされるキッチンは、シンクや排水溝をきれいにし、食器や調理器具を清潔に保つことが大切とされており、排水口のぬめりは細菌が作り出すバイオフィルムです。週末には排水口を掃除するようにしています。
寝室:心身を休める場所である寝室は、乱れた空間が疲労やストレスを溜めやすいので、整理整頓し(断捨離)で必要最低限な空間作り、清潔な空間を保つ様にしています。
トイレ:トイレ掃除は運気を上げる大切な行為とされています。特にトイレは「厄落としの場所」と捉えられ、掃除をすることで悪い気が浄化され、良い運気が流れやすくなると考えられています
転職活動中の学び直しとスキルアップ
新たなチャレンジ
自分はこのブログの再編と記事の更新を続けようと考えています。過去の自分が苦労した軌跡を残すため、そして自分の経験や失敗が誰かの役に立つことを願って。
自分自身は熱しやすく冷めやすい性格だと感じています。
デザイン(Illustrator/Photoshop)と動画編集(Premiere Pro/After Effects)は、Adobeが無料で開講しているオンラインスクール(クリエイティブカレッジ)を卒業しました。ところがその後はほとんど手を動かさないまま日常を過ごし、「やった気」になって満足していました。
このブログ(WordPress)も同じです。
転職サイトや求人を閲覧していても1ヶ月も経過すると、同じ求人ばかりで進展しません。今までは時間が無いとか、疲れているとかで自分に言い聞かせ作業に打ち込みませんでした。
今は言い訳ができない環境なので、ベビーステップでコツコツ続けたいと思っています。行動を起こさなければ何も変わらないので、少しでも前進したいと考えています。
人間はいつか必ずゴール(死)を迎えます。だからこそ残りの人生は後悔のないようにしたい。人生の終わりに後悔することとして、健康を意識しなかったこと、他人の目を気にしすぎたこと、リスクを恐れて挑戦しなかったこと、自分の情熱に従って生きなかったこと、人との時間を大切にしなかったことなどがよく挙げられます。
やはり残りの人生は時間を投資して、数年後の未来に活かしたい。
以前から思い描いていた「PCを持って旅をしながら収入を得る」という形に向けて前進します。憧れていた働き方を実現するための再始動だと考えれば、早期退職したことは良かったと思えるようになりました。

中高年の転職活動でよくある質問
Q1. 中高年の転職活動は、どれくらいの期間がかかりますか?
自分の場合、業種を絞ってエントリーしていた最初の1か月はほぼ書類選考で終わりました。焦って範囲を広げたのはそのあとです。期間は職種や地域で大きく変わるので、他人の平均値より「何社出して、どこで落ちているか」を自分で記録するほうが役に立ちました。
Q2. 書類選考が通らないとき、まず何を変えましたか?
業種を絞る条件を外しました。管理職経験が同業でしか評価されないのなら、職種そのものを見直すしかないと考えたためです。それでも通らない時期は続きましたが、母数が増えたぶん面接まで進む案件は出てきました。
Q3. 落ち込んだとき、いちばん効いた習慣は何ですか?
朝のランニングです。効果があると断言はできませんが、走ると強制的に「今日やったこと」が1つできます。不採用通知しか出来事がない日でも、自分で決めたことを守れたという事実が残るのが大きかったです。
Q4. 走るのが苦手でも、代わりになる習慣はありますか?
掃除で十分だと思います。自分の場合も、ランニングと掃除は同じ役割を果たしていました。体を動かす、目に見えて結果が残る、終わったあと少し気分が軽くなる。この3つが揃っていれば内容は何でもよいはずです。
Q5. 眠れない日が続く場合はどうすればいいですか?
生活リズムで戻せる範囲を超えていると感じたら、我慢せず相談してください。厚生労働省の「こころの耳」に無料の相談窓口がまとまっています。転職活動は長期戦なので、心身を壊してからでは選択肢そのものが減ってしまいます。
まとめ:中高年の転職活動は、心を整えることから始まる
中高年の転職活動は、実力不足で落ちているのか、年齢と年収で落ちているのかが分からないまま不採用が続きます。だからこそ、結果に左右されない部分を自分で確保しておく必要がありました。
自分が続けた習慣は5つです。①朝5時起床と10kmのLSDランニング、②走った先の神社での参拝、③毎朝の掃除、④Audibleでの学び直し、⑤早寝早起きの固定。どれも転職の合否には直接関係しません。それでも、合否以外に「今日できたこと」を積み上げられたことが、活動を続ける支えになりました。
転職活動の結果は自分では決められません。決められるのは、その期間をどう過ごすかだけです。同じ状況にいる方の、少しでも参考になれば幸いです。
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