Design
PR

After Effectsで亀甲文様を作る方法|初心者向けに画像で解説

After Effectsで作る亀甲文様アニメーションの初心者向けサムネイル
Yoshihiro_Kawai
この記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。

After Effectsで亀甲文様を作ってみたいけれど、どこを押せばいいか分からない。そんな方に向けて、実際の画面を見ながら一つずつ進められる手順にまとめました。

私もAfter Effectsを学んでいる一人です。作業中に迷った場所や、数字を間違えやすかった場所も含めて、同じ目線で説明します。専門用語は、その場でかんたんな言葉に置き換えます。

今回使うのは、シェイプレイヤー・キーフレーム・リピーターの3つだけです。プラグインや外部素材は使いません。途中で失敗しても、MacはCommand+Z、WindowsはCtrl+Zで一つ前に戻れます。

スポンサーリンク

最初に完成イメージを確認

完成すると、深い緑の背景に4重の六角形が並び、ふわっと現れて60度回転し、消える動きを繰り返します。下の画面になれば成功です。

After Effectsのコンポジションを100%表示し亀甲文様とキーフレームを確認した画面
100%表示:画面上部のツール、中央の完成プレビュー、下部のタイムラインを一度に確認できます。

最初に画面の5か所だけ確認

  1. 左上「プロジェクト」:素材やコンポジションが入る場所です。
  2. 中央「コンポジション」:完成映像を確認する画面です。
  3. 下「タイムライン」:レイヤーとキーフレームを操作する場所です。
  4. 右「プロパティ」:選択した図形やレイヤーの数字を確認する場所です。
  5. 上部「ツールバー」:選択ツールや多角形ツールを選ぶ場所です。

画面配置が少し違っていても問題ありません。まず「中央の映像」と「下のタイムライン」を見つければ、この先の手順を追いやすくなります。

今回使う3つの機能

機能今回の役割かんたんに言うと
シェイプレイヤー六角形を描く図形専用の透明な紙
キーフレーム大きさと回転を変える動きの開始・途中・終了を決める印
リピーター六角形を画面全体へ増やす同じ図形を等間隔でコピーする機能

最初から意味を全部覚えなくても大丈夫です。まずは書いてある順に数字を入れ、同じ画面になることを確認しながら進めます。

STEP1:作品の土台を作る

1-1.新規コンポジションを開く

  1. After Effects上部の「コンポジション」をクリックします。
  2. 「新規コンポジション」をクリックします。
  3. 下の表と同じ数字を入力します。
入力する場所入力する数字
コンポジション名Kikkou_10s
960 px
高さ540 px
ピクセル縦横比正方形ピクセル
フレームレート30
デュレーション0:00:10:00(10秒)
After Effectsのコンポジション設定画面で960×540・30fps・10秒を指定
画面全体:コンポジション設定を開いた場所を確認します。
After Effectsのコンポジション設定で960×540・30fps・10秒を入力した画面
拡大画面:幅960px、高さ540px、30fps、デュレーション10秒を入力します。

正しくできた目印:中央に横長の黒い画面ができ、プロジェクト欄とタイムライン欄に「Kikkou_10s」が表示されます。

1-2.背景の緑色を作る

  1. 上部メニューの「レイヤー」→「新規」→「平面」を選びます。
  2. 名前をBGにします。
  3. 色を#0E583Fにします。色入力欄では先頭の「#」が不要な場合があります。
  4. 「コンポジションサイズに合わせる」を押してから「OK」を押します。

正しくできた目印:中央の画面が深い緑色になり、タイムラインに「BG」というレイヤーが1本表示されます。BGは一番下へ置き、鍵アイコンでロックすると誤操作を防げます。

STEP2:六角形を1枚作る

2-1.シェイプレイヤーを追加する

  1. タイムラインの何もない場所をクリックし、いったん選択を外します。
  2. 「レイヤー」→「新規」→「シェイプレイヤー」を選びます。
  3. できたレイヤー名をKikkouに変更します。

2-2.多角形ツールで六角形を描く

  1. 上部ツールバーの四角形アイコンを長押しします。
  2. 開いた一覧から「多角形ツール」を選びます。
  3. Kikkouレイヤーを選び、多角形ツールをダブルクリックします。中央に図形が作られます。
  4. タイムラインで「コンテンツ」→「多角形1」→「多角形パス1」を開きます。
  5. 種類=多角形、頂点の数=6、外半径=65、外側の丸み=0にします。

グループ名はhex_frameに変更します。塗りは「なし」、線の色は#8DCC61、線幅は5 pxです。

画面上部の確認:多角形ツールを選ぶと、上部ツールバーの図形アイコンが多角形に変わります。四角や丸のままなら、図形ツールを長押しして選び直してください。

After Effects上部ツールバーで多角形ツールを選んだ100%表示の画面
青く選択されている多角形ツールを確認します。アイコンが違う場合は、図形ツールを長押しして「多角形ツール」を選びます。

正しくできた目印:画面の中央に、黄緑色の線だけでできた六角形が1枚表示されます。五角形や七角形になった場合は「頂点の数」が6か確認します。

STEP3:六角形を4枚に増やす

3-1.グループを3回複製する

  1. 「コンテンツ」の中にあるhex_frameを選びます。Kikkouレイヤー全体ではありません。
  2. MacはCommand+D、WindowsはCtrl+Dを3回押します。
  3. 4つのグループ名を、上からhex_small、hex_mid、hex_large、hex_frameにします。

3-2.大きさと色を変える

グループ名外半径塗り
hex_frame65なし#8DCC61・5px
hex_large53なし#CDCFC2・5px
hex_mid27#CDCFC2なし
hex_small13#0E583Fなし
After Effectsを100%表示しhex_small・hex_mid・hex_large・hex_frameの4グループを開いた画面
100%表示:タイムライン左側にhex_small、hex_mid、hex_large、hex_frameの4段があることを確認します。

正しくできた目印:中央に「黄緑の外枠・白い内枠・白い面・緑の小さな面」が重なった、4重の六角形ができます。

STEP4:キーフレームで動かす

キーフレームは「この時点ではこの大きさ・角度」とAfter Effectsへ伝える印です。ここではグループの中にある「トランスフォーム」を使います。レイヤー一番下の「トランスフォーム」ではないので注意してください。

4-1.外枠のスケールを設定する

  1. hex_frame→トランスフォーム:hex_frame→スケールを開きます。
  2. スケール左のストップウォッチをクリックします。
  3. 下の表の時間へ再生ヘッドを移動し、その数字を入力します。
フレーム位置スケール見え方
0F0%見えない
25F100%ふわっと現れる
75F100%表示を保つ
100F0%消える

4-2.60度の回転を付ける

同じトランスフォーム内の「回転」で、38F=0度、63F=60度にします。六角形は60度回すと同じ向きへ戻るため、つながりが自然に見えます。

作ったキーフレームを全部選び、F9でイージーイーズを付けます。MacでF9が反応しない場合はfn+F9を試してください。

Uキーを押す前後を比べます。まずKikkouレイヤーを1回クリックして選択します。選択できていないと、Uキーを押しても何も表示されません。

After EffectsのタイムラインにKikkouとBGの2つのレイヤーだけを表示した画面
Uキーを押す前:タイムラインにはKikkouとBGの2本だけが表示されています。

この状態でUキーを1回押すと、次の画像のように「スケール」「回転」と、ひし形のキーフレームだけが開きます。

After Effectsのコンポジションを100%表示し4つの六角形のキーフレームを開いた画面
100%表示:Kikkouレイヤーを選んでUキーを押すと、スケール・回転と、ひし形のキーフレームだけが表示されます。

4-3.残り3枚へコピーする

外枠のキーフレームをコピーし、hex_large、hex_mid、hex_smallへ貼り付けます。貼るたびに5フレームずつ後ろへずらすと、外側から内側へ動きが伝わります。hex_smallは回転なしでもかまいません。

4-4.0F・25F・75Fの見え方を比べる

数字だけでは分かりにくいので、実際の3画面を順番に比べます。青い縦線が再生ヘッドです。再生ヘッドの位置と中央のプレビューをセットで見てください。

After Effectsの0フレームで六角形のスケールが0%になり緑の背景だけが見える画面
0F:4つの六角形がスケール0%なので、緑の背景だけが見えます。
After Effectsの25フレームで六角形が現れる途中の亀甲文様を表示した画面
25F:外枠から内側へ順番に大きくなる途中です。すべて同じ大きさでなくて大丈夫です。
After Effectsの75フレームで亀甲文様が画面全体に表示された画面
75F:4つの六角形が100%になり、亀甲文様がはっきり見えます。

正しくできた目印:スペースキーで再生すると、4枚が同時ではなく、外側から少しずつ現れて消えます。

STEP5:リピーターで画面全体に並べる

5-1.横方向へ増やす

  1. Kikkouレイヤーの「コンテンツ」を選びます。
  2. 右側の「追加」→「リピーター」を選びます。
  3. 追加されたリピーターをRepeater Hに変更します。
  4. コピー数=20、オフセット=-10にします。
  5. 「トランスフォーム:Repeater H」の位置=113, 0にします。

入力後の確認:タイムラインの「Repeater H」を開き、コピー数が20、オフセットが-10、位置が113, 0になっているか、上から順に確認します。数字が違うと横方向の間隔がずれます。

5-2.斜め方向へ増やす

もう一度「追加」→「リピーター」を選び、名前をRepeater Vにします。コピー数=10、オフセット=-5、位置=169.5, 97.5にします。

正しくできた目印:六角形が横一列だけでなく、画面全体へすき間なく並びます。すき間が出る場合は、113と169.5と97.5の入力場所をもう一度確認します。

STEP6:再生して書き出す

6-1.プレビューで確認する

  1. タイムラインの先頭へ再生ヘッドを戻します。
  2. スペースキーを押します。
  3. 動きを止めるときは、もう一度スペースキーを押します。
After Effectsを100%表示し75フレーム地点で亀甲文様が画面全体に並んだプレビュー
100%表示:75F付近で、亀甲文様が画面全体に並び、欠けや大きな隙間がないか確認します。

6-2.動画を書き出す

  1. 上部メニューの「ファイル」→「書き出し」→「レンダーキューに追加」を選びます。
  2. 「出力先」をクリックし、保存する場所とファイル名を決めます。
  3. 右側の「レンダリング」をクリックします。
After Effectsのレンダーキューに亀甲文様コンポジションを追加した画面
レンダーキューで出力先を確認してから、右側の「レンダリング」を押します。

うまくいかないときの確認表

困った状態最初に確認する場所
六角形が見えない現在位置のスケールが0%になっていないか。再生ヘッドを25F〜75Fへ移動します。
六角形が中央にないグループ内の「トランスフォーム」の位置が0, 0か確認します。
模様の間にすき間があるRepeater Hの位置113, 0と、Repeater Vの位置169.5, 97.5を確認します。
背景が見えないBGレイヤーが一番下にあるか確認します。
Uキーを押しても何も出ないKikkouレイヤーを選んでからUキーを押します。キーフレームがない項目は表示されません。
動きが急に見えるキーフレームを選び、F9(Macはfn+F9の場合あり)でイージーイーズを付けます。

よくある質問

After Effectsが初めてでも作れますか?

はい。この記事では使う機能を3つに絞り、クリックする場所・入力する数字・正しくできた目印を順番に記載しています。まずは同じ数値で完成させ、色や速さの変更はそのあとに試すと迷いにくいです。

プラグインや素材は必要ですか?

必要ありません。After Effectsの標準機能だけで作れます。

色を変えるには、どこを直しますか?

BGとhex_smallは背景色、hex_frameは外枠色、hex_largeとhex_midは内側の色です。最初は1か所ずつ変えて、どこが変わったか確認するのがおすすめです。

動きをゆっくりにするには?

キーフレーム同士の間隔を広げると、動きがゆっくりになります。位置を変える前にプロジェクトを別名保存しておくと、元へ戻しやすくなります。

まとめ

  • 960×540・30fps・10秒のコンポジションを作る
  • 半径65の六角形を複製し、4重の亀甲を作る
  • スケールと60度回転をキーフレームで動かす
  • 2つのリピーターで画面全体へ並べる
  • プレビューを確認してレンダーキューから書き出す

私自身、最初は「コンテンツの中のトランスフォーム」と「レイヤー全体のトランスフォーム」の違いで迷いました。もし途中で止まったら、完成を急がず、直前の「正しくできた目印」まで戻って確認してみてください。一つずつ合えば、最後までたどり着けます。

まずはSTEP1のコンポジション設定だけでもOKです。実際に手を動かし、同じ画面になったら次へ進んでみてください。

完成デモ(もう一度)

下のデモは、この記事の手順を HTML と CSS で再現したものです。「テロップ開始」を押すと解説付きで再生されます。

00:00 / 01:00
After Effectsで亀甲文様を作る方法|初心者向けに画像で解説 After Effectsで亀甲文様を作る方法|初心者向けに画像で解説
Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
Facebookでのコメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
スポンサーリンク
Profile
Yoshihiro Kawai
Yoshihiro Kawai
「Re:じぶん再起動ノート」運営者
こんにちは、河合義寛(YoshihiroK)です。 53歳で早期退職し、Adobeとブログで 人生を再起動中。 医療業界30年の営業経験を土台に、 50代からの学び直し・デザイン副業・ ブログ収益化のリアルを 実体験で発信しています。 「今からでも遅くない」 そんな再スタートを応援するブログです。
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました