脳を最適化すれば能力は2倍になる 感想：53歳から人生が劇的に変わった話

本とは無縁だった私がAmazonのオディブルに出会い、何気ない日常で傾聴し人生を振り返り反省をしました。本との出会いは素晴らしい、先人が残した叡智（深遠な道理を知りうるすぐれた知恵）ランニング中、日常の作業時に傾聴すると知識力を高める事ができますよ。

53歳で人生をリセットした理由とその出発点

「53歳でもう遅いかもしれない」「若い世代にはかなわない」

そんな諦めの言葉が頭をよぎっていませんか？

私は2025年7月1日、京都の杉田農園に入社しました。営業（マーケティング・WEB管理・SNSマネージメント・収穫・配達）という新たな挑戦を始めたばかりですが、その前には大きな転機がありました。

それは、53歳での早期退職。

そしてその後に待ち受けていた転職活動の苦悩です。

年齢という壁、経験が通じない業界、未来が見えない不安…。

何度も心が折れそうになりました。

そんな時に出会ったのが、樺沢紫苑先生の『脳を最適化すれば能力は2倍になる』という一冊でした。

この本は単なる自己啓発書ではありません。

脳科学に基づいた具体的な方法で、私たち50代でも確実に変われる道筋を示してくれます。

読み終えた今、新しい職場でのスタートにも希望を持てるようになり、何より「まだまだやれる」という自信を取り戻しました。

今回は、この本が与えてくれた気づきと、実際に試して効果があった方法をお伝えします。

同じような悩みを抱える方の参考になれば幸いです。

この本を手に取ったきっかけ

正直に言うと、最初は半信半疑でした。「脳を最適化」なんて、胡散臭いなと思っていたのです。

でも、転職活動で何社も不採用が続いた時、「自分に足りないのはスキルではなく、脳の使い方かもしれない」と思うようになりました。

焦りと不安で睡眠も浅くなり、集中力も低下していた時、書店で目に留まったのがこの本でした。

樺沢先生の名前は以前から知っていたし、「脳内物質」というキーワードに科学的な裏付けを感じたのです。

藁にもすがる思いで手に取った一冊が、私の転職成功と新たな人生の扉を開く鍵になりました。

読んで刺さった3つの言葉

1. 「ドーパミンは『やる気』ではなく『行動』を生む」

これまで「やる気が出ない」と嘆いていましたが、そもそもやる気を待っていることが間違いだったのです。

小さな行動を起こすことで脳内にドーパミンが分泌され、それが次の行動を促す。この仕組みを知った時、目から鱗が落ちました。

2. 「集中力は『有限』ではなく『管理可能』である」

「もう集中力が続かない年齢だから」と諦めていましたが、実は集中力は適切に管理すれば何歳でも向上できるのです。

この言葉で、自分の可能性を狭めていたのは他でもない自分自身だと気づきました。

3. 「50代の脳は『衰える』のではなく『熟成』する」

これまで「もう記憶力も集中力も若い頃には戻らない」と諦めていましたが、実は50代の脳には若い世代にはない「統合力」と「判断力」という強みがあることを知りました。

衰えるどころか、適切にメンテナンスすれば今が人生で最も能力を発揮できる時期だという言葉に、心から救われました。

読後に実践して変わったこと

本を読んだだけでは何も変わりません。重要なのは実践です。

私が最初に始めたのは「朝のドーパミン活性化ルーティン」でした。

起床後すぐに5分間の軽い運動をし、好きな音楽を聴きながら簡単なタスクを一つ完了させる。たったこれだけで、午前中の集中力が明らかに違いました。

次に取り組んだのが「アセチルコリン強化法」です。

本書で紹介されている集中力向上のテクニックを使って、25分間の集中作業を繰り返すように。最初は15分が限界でしたが、2週間後には45分間連続で集中できるようになっていました。

そして何より大きな変化が起きたのは、コミュニケーションです。

以前は「最近の若い子は…」と愚痴ることが多かったのですが、脳内物質のメカニズムを理解することで、年齢や立場を超えた効果的な関係構築ができるようになりました。

この本が与えてくれる「気づき」とは？

この本の最大の価値は、「50代こそが人生の黄金期」という事実を科学的根拠とともに示してくれることです。

私たちは「もう50代だから」「定年まであと少しだから」という思い込みに縛られがちです。

でも実際は、豊富な経験と脳の成熟が組み合わさる50代こそが、最も効率的かつ創造的に成果を出せる年代なのです。

また、若い世代と競争するのではなく、自分の強みを活かした独自のアプローチで価値を生み出せることも大きな気づきでした。

「追いつく」のではなく「違いを活かす」。

これこそが50代の生き方だと思います。

同じ悩みを持つ人に伝えたいこと

もしあなたが今、50代で仕事や人生に行き詰まりを感じているなら、年齢を理由に諦める必要は全くありません。

私も53歳まで「こんなものかな」「あとは定年まで無難に…」と諦めかけていました。

でも、正しい知識と方法があれば、50代からでも確実に変わることができます。

むしろ、豊富な経験という武器を持つ私たちだからこそ、より大きな変化を起こせるのです。

この本は、その変化を科学的根拠とともに後押ししてくれます。

感情論や根性論ではなく、50代の脳の特性を活かした具体的で実践可能な方法が詰まっているからこそ、安心して取り組めるのです。

変化を恐れる必要はありません。

脳科学が証明する通り、私たちにはまだまだ可能性があるのですから。

今すぐできる行動3選

1. 朝の15分間ルーティンを作る

起床後15分以内に軽い運動と簡単なタスク完了を組み合わせる。これだけでドーパミンが活性化され、一日のスタートが変わります。

2. 25分集中法を試す

タイマーを25分にセットし、一つのタスクに集中する。途中で他のことは一切しない。これを3回繰り返すだけで、集中力の質が劇的に向上します。

3. 睡眠前30分のスマホ断ちを実践する

寝る30分前からスマホを見ない。代わりに軽いストレッチや読書を。睡眠の質が上がれば、翌日のパフォーマンスが確実に変わります。

「人生は変えられる」その一歩を踏み出そう

『脳を最適化すれば能力は2倍になる』は、私たち中高年にとって希望の書と言えるでしょう。

年齢を重ねることで失うものばかりに目を向けがちですが、実は脳科学の観点から見れば、豊富な経験と成熟した判断力を持った50代こそが最も効率的に成長できる存在なのです。

定年までの時間を「残り時間」ではなく「黄金時間」として捉え直すことで、全く違う景色が見えてきます。

変化を恐れず、一歩ずつ前進していけば、必ず理想の自分に近づけます。

この本は、その道筋を明確に示してくれる羅針盤となってくれるはずです。

書籍紹介（Amazon）

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→ 脳を最適化すれば能力は2倍になる　脳内物質で仕事の精度と速度を上げる方法 
文庫 – 2024/5/9 樺沢紫苑  (著)

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それぞれを高めるためには何をしたらいいのか？

この本では、精神科医の著者が、仕事の精度と速度を上げるための具体的な方法を、科学的根拠に基づき紹介していきます。

鍵となるのは7つの脳内物質（ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、メラトニン、アセチルコリン、エンドルフィン）。
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【ポイント】
・脳科学の基本がわかる！
・専門用語があっても文章がわかりやすいので読みやすい！
・実践しやすい具体例がたくさん！

引用元：Amazon 脳を最適化すれば能力は2倍になる　脳内物質で仕事の精度と速度を上げる方法  文庫 – 2024/5/9 樺沢紫苑  (著)

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YoshihiroK

Y’s Design Blogger

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