「眠れなくなるほど面白い」 図解 体脂肪の話: 体脂肪の原因から対処法まで 医師がすべて解説! (土田 隆)を要約

本とは無縁だった私がAmazonのオディブルに出会い、何気ない日常で傾聴し人生を振り返り反省をしました。本との出会いは素晴らしい、先人が残した叡智(深遠な道理を知りうるすぐれた知恵)ランニング中、日常の作業時に傾聴すると知識力を高める事ができますよ。
はじめに – 体脂肪への誤解を解こう
「体脂肪=悪者」という認識、実は大きな間違いなんです。私も長年、体脂肪を敵視していましたが、医学的事実を知ったとき、その考えが根本から変わりました。体脂肪は実は私たちの体にとって欠かせない「生命維持システム」の一部なのです。
今回は、あなたの体脂肪に対する常識を180度変える真実をお伝えします。

体脂肪の驚くべき正体
体脂肪は単なる「余分な贅肉」ではありません。実は、私たちの体内で以下のような重要な役割を果たしています:
1. エネルギー貯蔵庫としての機能 体脂肪1gは約9kcalのエネルギーを蓄えています。これは糖質の約2倍の効率性!つまり、体脂肪は私たちの体が開発した「超高効率バッテリー」なのです。飢餓状態になったとき、この貯蔵エネルギーが生命を維持してくれます。
2. ホルモン製造工場 驚くべきことに、体脂肪(特に脂肪細胞)は約50種類ものホルモンを分泌する「内分泌器官」でもあります。有名なレプチン(満腹ホルモン)やアディポネクチン(代謝改善ホルモン)も脂肪細胞から分泌されているのです。
3. 断熱・保温システム 皮下脂肪は体温調節に重要な役割を果たします。寒い環境での体温維持はもちろん、内臓を外部の衝撃から守るクッションの役割も担っています。

体脂肪の種類と特徴
体脂肪には大きく分けて2つのタイプがあります:
皮下脂肪:見た目の主犯格
- 皮膚の下に蓄積される脂肪
- 「つまめる」脂肪の正体
- 女性に多く、特に下半身(臀部・太もも)に蓄積しやすい
- 代謝的には比較的安全
- 落としにくいが、健康リスクは低い
内臓脂肪:隠れた危険分子
- 腹腔内の臓器周辺に蓄積される脂肪
- 外見からは分かりにくい「隠れ肥満」の原因
- 男性に多く、お腹周りに蓄積しやすい
- 代謝的に活発で、様々な疾患リスクを高める
- 比較的落としやすいが、健康への影響は深刻
個人的に驚いたのは、中年になると内脏脂肪が特に蓄積しやすくなるというScience誌の最新研究結果です。これは単に「食べ過ぎ」だけの問題ではなく、年齢とともに脂肪細胞の性質そのものが変化することが分かってきました。

体脂肪率の真実 – 数字に騙されるな
一般的に「理想の体脂肪率」として以下の数値が挙げられます:
男性:
- 痩せ型:5-10%
- 標準:11-16%
- 軽度肥満:17-21%
- 肥満:22%以上
女性:
- 痩せ型:13-20%
- 標準:21-27%
- 軽度肥満:28-34%
- 肥満:35%以上
しかし、ここで重要なのは「体脂肪率だけで健康状態は判断できない」ということです。同じ体脂肪率でも、内臓脂肪が多いか皮下脂肪が多いかで健康リスクは大きく異なります。

体脂肪測定の落とし穴
家庭用体脂肪計の仕組みを知っていますか?多くの機器は「生体電気インピーダンス法」を使用していますが、これには以下のような限界があります:
- 水分摂取量に影響される
- 測定時刻によって変動する
- 運動直後は不正確
- 個人差が大きい
私自身、同じ日に朝と夜で体脂肪率が3%も違った経験があります。数字に一喜一憂するより、長期的なトレンドを見ることが重要です。RUN後に体重計で計測するのですが、日によって上記項目が上下します。

体脂肪と健康の複雑な関係
興味深いことに、体脂肪と健康の関係は単純な「少なければ良い」というものではありません:
適度な体脂肪の重要性:
- 免疫機能の維持
- ホルモンバランスの調整
- 栄養素の吸収・貯蔵
- 体温調節
体脂肪不足のリスク:
- 月経不順(女性)
- 骨密度低下
- 免疫力低下
- 体温調節障害
実際、アスリートレベルの低体脂肪率(男性5%以下、女性12%以下)を維持することは、一般人にとって健康的ではないことが分かっています。

体脂肪が増える原因
体脂肪が増える主な原因は、以下のような生活習慣に起因します。
睡眠不足: 睡眠が不足すると、ホルモンのバランスが崩れ、体脂肪が増加する可能性があります。
過食: 摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、余剰エネルギーが体脂肪として蓄積されます。
運動不足: 身体を動かさないことで、エネルギー消費が減少し、脂肪が蓄積されやすくなります。
ストレス: ストレスが多いと、食欲が増加したり、ホルモンバランスが崩れたりすることがあります。

現代人の体脂肪事情
国家卫生健康委员会が2024年に発布した「体重管理指導原則」によると、現代人の体重管理における課題は深刻化しています。特に都市部での座りがちな生活習慣と、高カロリー・高糖質な食生活が体脂肪蓄積の主要因となっています。

あなたの体脂肪タイプを知ろう
簡単なセルフチェックで、あなたの脂肪蓄積パターンを確認してみましょう:
リンゴ型(内臓脂肪型)チェック:
- お腹周りが気になる
- ウエスト÷ヒップ比が男性0.9以上、女性0.8以上
- 食後に眠くなりやすい
- 血圧や血糖値が高め
洋ナシ型(皮下脂肪型)チェック:
- 下半身に脂肪がつきやすい
- 冷え性や浮腫みがある
- ダイエットしても下半身が痩せにくい
- 月経不順がある(女性)
DHCのDNA検査すると私はリンゴ型でした。(唾液採取して郵送で結果が分かりました)

体脂肪を減らすための対策
食事の見直し:
バランスの取れた食事: 食事は、炭水化物、たんぱく質、脂質をバランスよく摂取することが重要です。特に、食物繊維を多く含む野菜や果物を意識的に摂取しましょう。
運動習慣の確立:
有酸素運動: ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は、脂肪を燃焼させるのに効果的です。週に150分以上の中強度の運動を目指しましょう。
筋力トレーニング: 筋肉量を増やすことで基礎代謝が向上し、脂肪が燃焼しやすくなります。週に2~3回の筋力トレーニングを取り入れることが重要です。
日常生活での活動量を増やす: エレベーターではなく階段を使う、遠回りして歩くなど、日常生活の中で身体を動かす機会を増やしましょう。
ストレス管理と睡眠の質向上:
リラクゼーション: ヨガや瞑想、趣味の時間を持つことでストレスを軽減し、心身の健康を保つことが大切です。
良質な睡眠: 睡眠環境を整え、規則正しい生活を心がけることで、ホルモンバランスを整え、体脂肪の増加を防ぎます。

体脂肪を減らすための具体的なステップ
① 目標設定: 具体的な体脂肪率や体重の目標を設定し、達成可能な範囲で計画を立てます。
② 食事記録: 食べたものを記録することで、自分の食習慣を見直し、改善点を見つけることができます。
③ 運動のスケジュール作成: 週に何回、どのような運動をするかを計画し、実行します。
④ 進捗の確認: 定期的に体脂肪率や体重を測定し、進捗を確認することでモチベーションを維持します。

個人的な感想
この本を通じて、体脂肪に関する知識が深まりました。特に、内臓脂肪と皮下脂肪の違いや、それぞれの減らし方について具体的に学べたことが印象的でした。
私自身も、運動不足や食生活の乱れが気になっていたため、これを機に生活習慣を見直す良いきっかけになりました。
体脂肪を減らすことは簡単ではありませんが、正しい知識と実践を通じて、健康的な体を手に入れることができると信じています。
これからも、日々の生活に運動を取り入れ、バランスの取れた食事を心がけていきたいと思います。

眠れなくなるほど面白い 図解 体脂肪の話: 体脂肪の原因から対処法まで 医師がすべて解説! (土田 隆)
ダイエットでも課題になる体脂肪。
そもそも内臓脂肪と皮下脂肪ってどう違うの?など基礎的な話から、それぞれがどういう理由で付いてしまうのか、また、付いてしまったら最短で落とす方法は?
などなど、体脂肪に関する実用的な情報をわかりやすく、図解、イラスト付きで専門家が解説します。
お腹のお肉がなかなか落ちない…。健康診断で内臓脂肪を指摘された…。そんな悩みは本書で一発解消!
自分と家族の体と健康のためにぜひ読んで頂きたい一冊です。


興味を持たれた方は購読またはオディブルで、改めて人生観を見つめ直すコーチングしてくれる本です。
Adobe Stockで提供されている画像や動画は、「著作権フリー(Royalty Free)」ライセンスです。これは「著作権が無い」という意味ではなく、一度購入・ライセンス取得すれば、追加の著作権料なしで繰り返し使用できます。
写真、目を奪うグラフィック、 HD ビデオ、 Photoshop のテンプレート。探しているのがどんなものでも、Adobe Stock ならあなたのストーリーを伝えるのに理想的な素材が見つかります。







